台風30号(ハイヤン、フィリピン名:ヨランダ)の被害は、連日のニュースになっているレイテ島のタクロバンだけでなく、台風30号の経路となったセブ島の北部、バンタヤン島、及びパナイ島、それに直撃を免れたネグロス島北部にも被害が出ています。
ネグロス島は北部に集中しており、屋根の被害があったものは、カディス市の4,000戸以上とその周辺を合わせて1万戸に及ぶようだ。死者も1人でています。
セブ島の北にあるバンタヤン島は、3つの小さな町があるのですが、89%の家屋に被害が出ています。
パナイ島は、カピス州、アクラン州、及びイロイロ州等が特に酷いようです。パナイ島で60人以上の死者を出し、家屋も全壊や半壊を含めると2万戸以上に被害が出ているようです。
バコロドにある日本のNGO(ネグロス教育里親運動・宝塚会)と、当地の教会とタイアップして、パナイ島でも酷い被害があったカピス州とアクラン州の住民に対する援助の第一弾として、今日の朝4時に出発しました。
パナイ島のカピスやアクランに決めたのは、陸の孤島化しており必要資材が手に入らないだけでなく、ニュースにも取り上げられていないので援助物資も届かないからです。
フィリピンでは、まず屋根が有れば生活できるので屋根材と飲料水、お米・缶詰・インスタント食材等です。今後も地道に続けるそうです。