関西国際空港は、2014年暦年の運営概況を発表しました。発着回数は国際・国内線合計で前年比107%の14万2,000回となり、3年連続で前年を上回り、暦年で過去最高を記録しました。
このうち、国際線は、5年連続で前年を上回り、暦年で過去最高となる前年比110%の9万3,000回となりました。また、国際線旅客便は前年比110%の7万8,000回と3年連続で前年増、暦年で過去最高と増加基調が継続しています。国内線は前年比103%の4万8,000回と3年連続で前年を上回っています。国際線は過去最高の夏、冬スケジュールで運航されたこと、国内線は格安航空会社(LCC)の新規路線就航、増便が続いていることが好調を支える主な要因です。
こうした発着回数を受け、旅客数も好調に推移しています。国際・国内線計で前年比109%の1,935万人と暦年で3年連続の増加となり、13年ぶりに1,900万人を超える旅客数となりました。
このうち、国際線旅客数は暦年で過去最高となる前年比110%の1,305万人で、外国人旅客が3年連続で前年増、暦年として過去最高となる前年比136%の630万人と好調を支えています。ただし、日本人旅客は前年比94%の647万人と2年連続で前年を下回っています。
また、好調な外国人旅客により、暦年の国際線の合計旅客は、開港来初めて1,300万人超となりました。
なお、大阪国際(伊丹)空港の2014年の発着回数は、前年比102%の13万9,080回となりました。プロペラ機枠が一部、低騒音機枠へ転換されたことによる発着回数の増加が主な要因となっているようです。このうち旅客便は、13万4,887回となっています。ただし、12月は1万1,504回で、前年比99%と増加は一段落しています。旅客数は国内線計で1,452万6,575人と前年比105%で、3年連続で前年を上回りました。
ただ、残念ながら日本人より外国人の増加が顕著に表れた結果のようです。