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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピンでエコ事業展開

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 製罐(せいかん)・板金企業の大丸製作所(本社:神奈川県相模原市)が、環境保全関連(エコ)事業にも注力している。エコ関連製品の主なものは、有機廃棄物磁気分解装置「スーパー・ウエイスト・プロセッサー(SWP)」と燃費向上装置「エコア(ECORE)」である。
 
 SWPは様々なごみ(有機物)処理機と比較して、価格、燃料費、設備費、メンテナンス費を最小限に考えて開発、設計されている。少ない燃料費と維持コストでゴミを燃やすこと無く分解・消滅処理する装置である。この分解処理装置内部は3層構造で処理温度も350度前後なので、ダイオキシンの心配はほとんどなく二酸化炭素の排出が90%削減できるとのことである。臭い・煙は消煙消臭機にて処理され外部へ漏れない。
 

 ゴミを分解消滅させる仕組みは、磁性体を通過した空気がエネルギー変換され低温プラズマへ変化し有機物へ掃射される。有機物は低温プラズマの掃射で低温熱分解処理され炭化、原子レベルまで分解され蒸気と少量の二酸化炭素として排出される。

 
 処理できる物は布類、木片、紙類、廃プラスチック、廃魚、発泡スチロール、牛糞、おがくず、わら床、建設廃材、石油製品、畳、しょう油糟、食品残渣物、医療性廃棄物などの有機物全般である。
 
 大丸製作所は201211月、有機廃棄物磁気分解装置(SWP)の開発・製造販売事業を開始し、フィリピンのルソン島ベンゲット州トリニダード町の環境課に納入 した。今後、フィリピンの各地の病院や地方自治体への納入を目指す。なお、この開発で、相模原商工会議所より産業功労者表彰を受賞した。
 
 一方、201211月に開発・製造・販売事業を開始した「エコア(ECORE)」は、ガソリン、ディーゼル車の燃料消費効率をアップさせ、黒煙排ガスを最大約90%低減させる燃費向上装置である。エコアを設置することにより、①燃費15%以上向上、②パワー・トルクの向上、③排気ガスがクリーンになる、④オイル交換の回数削減などの効果が得られるとのことである。
 
 エコアはフィリピン・ルソン島バギオ市の公用車(ディーゼル車)に装着し、燃費40%アップ(車種、走行条件により異なる)、排ガス(黒煙)は10分の1に削減との測定結果をマーク、絶大なる評価を得ているとのことである。現在、エコアはその他の公用車(小型トラックや大型トラック)にも装着され、高い成果を出しているとのことでもある。(株式会社大丸製作所ウエブサイト等より)





 HPを見ると、創業50年余、資本金1千万円、従業員10名という会社。日本の技術を売りにする会社の見本のようだ。これからも頑張って欲しい会社の一つですね。












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