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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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旅客機の揺れでのケガ

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 200114年に航空機の揺れによる乗客・乗員がケガをした事故で、負傷者の7割が機体後部に集中していたことが、運輸安全委員会の調査でわかった。

 機体後部は前方に比べて軽く、気流の乱れを受けて激しく揺れやすいことが要因と見られる。重傷者の多くにシートベルトの着用不備があったほか、航空会社側のミスで、揺れの予測が不十分だった例もあった。
 
 200110月~14年6月までに発生した事故19件を調べたところ、負傷者は計111人に上った。負傷者で座席位置が分かっている100人のうち、72人が機体後部だった。中央付近は19人、前方は9人で、機首に近づくほど負傷者は少なかった。
 
 運輸安全委員会によると、航空機は操縦機器などがある前方が重く後部は比較的軽いため、乱気流などに遭遇すると後部が上下に大きく揺れることが多いという。
 
 ケガの程度は重傷が29人、軽傷は82人だった。重傷者でケガの中身が判明した28人をみると、23人は肋骨、鎖骨、足首などの骨折だった。重傷者の多くは離席中か、着席時でもシートベルトを指示通りに締めていなかった。ほかに乗客のコーヒーが揺れで空中に飛び、幼児がやけどした事例もあったようだ。
 
 事故の半数はベルト着用サインが点灯していなかった際に起きており、機長らが揺れを予測するのが難しいこともうかがえる。操縦室の気象レーダーで把握できない局所的な風向・風速の変化も多く、晴天時の乱気流も予測が難しいという。
 
 もっとも、気象要因だけで起きたとみられる事故は全体の4割弱。操縦士が気象レーダーを切っていたことに気づかなかったり、航空会社から航空機に最新の気象情報が伝わっていなかったりするなど人的要因が絡んでいた事故も多かった。
 
 運輸安全委員会は、「乗客はシートベルトをしっかり締めてほしい。航空会社は重大事故につながる可能性もあると自覚して対策を取る必要がある」としている。(日経新聞等より)





 米国で古いダグラス(現ボーイング社)DCー3に乗ったが、平坦そうな砂漠の上空を飛んでいても、エアー・ポケットで落ちるのでジェット・コースターのような感覚に陥ったことがあった。その経験を踏まえてシートベルトは必ず装着しています。

 また、私は外に出やすい旅客機の前部でドア近くの通路側を座るが、後部に座るのが好きな人は案外多い。何処に座るにしても、シートベルトは簡単に装着できるので、飛行中着用しているのが無難なようだ。












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