マニラ空港からマニラ首都圏を結ぶ「UBE Express(ユービーイー・エクスプレス)」が新路線を運行している。
空港から市内各所へ運行する同バス。これまで、大型ショッピングモール「モール・オブ・アジア」があるベイエリアへ向かい、SMコンベンションセンターをなどに停車しながらSMフェリー埠頭(ふとう)まで運行する「エンターテインメント・シティー・ルート」、マカティ市のグリーンベルト周辺のホテルやショッピングセンターまで運行する「マカティ・ルート」、路線バス「Victory Liner(ビクトリー・ライナー)」ターミナルとKabayanホテルまでを運行する「グランド・プリックス・ルート」、多くの日本人旅行者が利用するネットワールドホテルから路線バス「JAM Liner(ジャム・ライナー)」のターミナルまで運行する「アトリウム・ルート」の4ルートだった。
新規運行されるのはミダスホテルなどロハス・ブルーバード沿いのホテルに停車しながら、「ダイヤモンドホテル」「パン・パシフィックホテル」などマラテエリアのホテルを巡って、大型ショッピングセンター「ロビンソン・マラテ」まで運行する「ロビンソン・ルート」。これに、「プレミアム・バス」を自称し、大きめの椅子と無料Wi-Fiなどを用意する。
運行時間は6時~24時の2時間ごとに空港を出発する。料金は全ルート均一で300ペソ(約690円)。「Beepカード」での支払いにも対応している。
空港タクシー(黄色)の場合、空港からマラテエリアは250ペソ程度とタクシーの方が安く、所要時間もタクシーの方が圧倒的に早いが、大人数での移動や英語が苦手な旅行者のニーズを見込むそうだ。(みんなの経済新聞ネットワーク等より)
私たちが昨年の12月久し振りにマニラに滞在した時は、結婚式の出席の事もあり、迎えにきて貰ったが、その後の滞在はタクシーも使ったが、相も変わらずのサービスだった。その後は何回か「グラブタクシー」を使ったが、料金も明瞭で親切だった。少人数の場合は、この様な「グラブタクシー」の方が良いようだ。
フィリピン政府は、ウーバーやグラブタクシーなどインターネットを利用したタクシー配車サービスに対して、車両使用年数が7年を越えてはならず、乗客を通りで拾う形態をとってはならないとしているが、アプリを使用したタクシー配車は増加しているので、今後もっと使い易くなるようだ。
日本の場合は、日本政府の規制改革推進会議が一般のドライバーが料金をとって自家用車で利用客を送迎するライドシェア(相乗り)解禁の検討を始めているが、スマートフォン(スマホ)を活用して乗車希望者と一般ドライバーを結びつければ利便性は高まる。しかし、競合するタクシー業界などの反発は必至で議論は難航する可能性もあるようだ。