フィリピン証券取引所指数(PSEi)は、2016年年初から2月までは、不透明な中国経済や金融市場に対する懸念から端を発した世界的株価調整の流れが波及、軟調な展開となってきたが、3月は月間で8.86%急反発した。この結果、第1四半期累計では4.46%の上昇となっている。
一方、PDS(フィ リピン・ディーリング・システム)でのペソ対米ドルレートは、2016年3月末終値が1米ドル=46.070ぺソとなり、月間で3.20%上昇となった。 年初3カ月間では、2.15%の上昇となっている(PSE及びPCD等より)
フィリピンの株価は、自国経済は順調だが不透明な世界経済が影響している。ただ、不動産関係はピークを過ぎて落ち着いているようだ。
米国のFRBが6月に利上げするかしないかで、ペソ安や円安に影響がありそうだ。