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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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海外での支払いで有利なカードは?

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 海外旅行を計画している人にとって気になるのは、旅先での支払い手段には何を選べば有利なのかだろう。最近は、買い物代金の支払いやATMからの現金引き出しができる便利なカードの種類が増えてきた。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどだ。それぞれの特徴を知り、少しでも有利なレートでショッピングやディナーを楽しみたい。
 
 国内で多めに現金両替をしたものの現地で使い切れなかったという経験をした人は多いだろう。日本で円を例えばドル現金に両替すると、大手銀行で1ドル当たり3円ほどの手数料がかかる。現在の為替相場で手数料率に換算すると約2.5%で、使い切れなかったドルを円に戻せば往復コストは5%にもなる。
 
 現金は旅先で使い切る最低額にとどめ、現地通貨建てでの買い物や出金が可能なカードを併用したい。カードは主に大きく分けてクレジットカード(後払い方式)、デビットカード(即時払い方式)、プリペイドカード(前払い方式)の3種類がある。

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 まず最も利用者が多いクレジットカードから見ていくと、買い物代金の支払い(ショッピング)をしたときにかかる為替コストは一般に1.6%程度だ。カード会社がそのときどきの外為市場の動向に合わせて、海外事務手数料などを上乗せして為替換算レートを決める。
 
 為替コストは他種カードと比べても安めで、不正利用された際の補償もある。このほか多くのカードでは、利用額の0.5%程度のポイントが還元される点も魅力だ。半面、与信枠の範囲内であれば買い物が可能で、実際の引き落としが翌月以降になるため、ついつい予算を超えて使いすぎるおそれもある。
 
 2つめのデビットカードはここ数年、大手銀行や地方銀行などの間で発行が相次ぐ。預金口座と連動し、カードで買い物をすると即座に口座から代金が引き落とされる。使うたびに口座の残高が減るため、資金管理を意識しやすいとされ、無駄な買い物を防ぐ効果もありそうだ。
 
 海外での買い物時の為替コストは1.6~3%程度だ。発行銀行によってはクレジットカード並みの低コストで済む。使い方はクレジットカードと変わらない。VISAやJCBなどのマークのある加盟店でカードを提示する。利用に応じた特典もあり、三菱東京UFJ銀行の場合、利用額の0.2%をベース(条件により加算)に毎月キャッシュバックを受けられる。
 
 3つめの海外専用プリペイドカードは、カード会社や旅行会社などが国際ブランドと提携して発行する例が増えてきた。日本国内であらかじめチャージ(入金)をし、その残高の範囲内で海外で利用できる。買い物の際にカードを提示し、サインや暗証番号入力などを行う。
 
 為替コストは4%程度と、クレジットやデビットに比べると高めだ。一方、チャージ額を抑えておけば、やはり使いすぎを防げる利点がある。クレジットカードと違い、18歳未満で利用できる場合が多いのも特徴。子どもが海外旅行や留学をする際、現地での支払い手段として持たせてあげるのにも有効だ。
 
 また、渡航先で現金が追加で必要になった場合もカードは役立つ。まずデビットカードとプリペイドカードの場合、銀行などに設置されたATMから現地通貨を引き出せる。例えばビザ提携カードであれば、「VISA」もしくは「PLUS」のマークのあるATMが使える。ショッピング時と同様、やはり為替コストがかかる。
 
 他にも手数料がかかることがある。例えば三菱東京UFJ銀行のデビットカードの場合、ATM利用1回あたり108円、クレディセゾンのプリペイドカード「NEOMONEYVISA」の場合は同200円かかる。このほか、ATMを管理する現地の金融機関が独自に設定する手数料がかかる場合もある。
 
 上級者向けだが、クレジットカードでもATMから現地通貨を引き出すことは可能だ。与信枠の範囲内で融資を受ける「キャッシング」という方法を用いると、現地通貨建てで金を借りられる。コストとしては、為替手数料は原則かからず、金利を払うことになる。
 
 キャッシング金利は発行会社により異なるが、年率でみて18%程度(15%のカード会社もある)が目立つ。金利は日割り計算なので、帰国後すぐに返済すれば負担は少なくてすむ。例えばキャッシングした日から10日後に一括返済をする場合、10日分の利息は約0.5%。上手に活用すれば、デビットカードなどでの現金引き出しより低コストになる。
 
 返済は、毎月の引き落とし日に自動でする方法のほか、発行会社のATMなどを使ってする方法を選択できる場合もある。別途、海外ATM手数料が200円程度かかる場合もある。
 
 旅先では支払い手段の選択肢は多いほうがよい。加盟店によっては利用できる国際ブランドが限られるので、異なるブランドのカードがあると安心だ。カードの暗証番号や、盗難時の緊急連絡先なども確認しておこう。帰国後に請求額に驚くことのないように旅先ではレシート類を保管し大まかな買い物額をメモしておくとよいだろう。(日経新聞等より)





 経験上、フィリピンの地方都市でもクレジットカードは何処でも使えるが、値段交渉等をするときは現金の方が有利の場合が多い。その時は、クレジットカードで現地通貨を引き出すのだが、カードの支払い締日の毎月15日を意識して15日の前に引き出すと、翌月の10日引き去りで25日間の金利で済み割安となる。












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