Quantcast
Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2208

ファミリーマートの展開

$
0
0

 コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、マニラ首都圏マカティ市でフランチャイズチェーン(FC)展開に関する説明会を開催した。FC店舗は今月に1店目をオープンし、年内に10~20店に増やしたい考え。FC展開を通じて出店を加速し、年内に100店、2017年度に500店体制を目指す。
 
 ファミリーマート海外事業本部長は、「フィリピンでの出店ペースは海外進出先の中で最速で、非常に有望な市場とみている」と説明。「当初は17年度までに300店を開業することを目標としていたが、現在の出店ペースを維持した場合、500店に達する」との見通しを示した。
 
 FC店舗出店におけるフランチャイジー(加盟店)の投資額は、店舗の形態や面積により1店当たり400万~800万ペソ(約975万~1,950万円)。投資回収期間は4~6年を見込む。審査を通過したフランチャイジーは、4週間にわたり店舗運営などに関する研修を受ける。
 
 説明会には、フランチャイジー希望者約200人とメディア関係者約50人が参加した。地場大手企業に長年勤めていたという70代の中国系フィリピン人の男性は、「退職後の投資先を探している」と説明。「若年層が多いフィリピンでは、コンビニエンスストアの需要拡大が見込まれることから、投資先として有望だ」と語った。
 
 60代のフィリピン人女性は、「27年間にわたり中東に出稼ぎに行っていた夫が退職を機に帰国し、夫婦で事業を始めたいと考えている」とコメント。「広い飲食スペースを設けるなど、同業他社と差別化を図るファミリーマートの戦略に共感した」と話し、FC店舗の運営に関心を示した。
 
 ファミリーマートの合弁会社、フィリピン・ファミリーマートCVSは昨年4月、首都圏マカティ市の商業施設「グロリエッタ3」にフィリピン1号店を開業。店舗数は、今月23日時点で首都圏を中心に65店まで拡大した。地方への進出も計画しており、現在、セブ、ダバオ、イロイロ、バコロドの各市で出店に向けた調査を進めている。
 
 フィリピン・ファミリーマートCVSには、アヤラ・グループとルスタン・グループの折半出資会社シアル(SIAL)CVSリテイラーズが60%、ファミリーマートが37%、伊藤忠商事が3%をそれぞれ出資している。
 
 ファミリーマートは、日本のほか、海外7カ国・地域に店舗を展開。海外では、台湾、中国、タイで既にFC展開している。フィリピン・ファミリーマートCVSの副社長は、これら3カ国・地域では1号店開業からFC展開に乗り出すまでに平均で3年を要したと述べ、「フィリピンの1年半は、海外進出先の中で最短」と説明した。フィリピンではこれまでに、FC店舗の出店に関する問い合わせが約400件あったという。(NNAより)





 コンビニエンス・ストアの展開は、セブンイレブンと同じようにマニラ首都圏で千店舗展開後に地方展開すると思っていたが、ファミリーマートはそれを早めるようで、バコロド市内にできるのも早くなりそうで喜ばしいことだ。












Viewing all articles
Browse latest Browse all 2208

Trending Articles