国土交通省は成田国際空港で国際線を乗り継ぐ外国人に日本への入国を促すため、周辺自治体や航空会社などとの協議会を立ち上げた。
乗り換えまでの待ち時間で観光や買い物を楽しめるツアーを企画し、周辺地域の活性化や乗り継ぎ便の充実をめざす。日本文化に触れてもらい、次回以降の訪日につなげるねらいもある。
乗り継ぎ客に経由地で観光を楽しんでもらう「トランジットツアー」で、韓国の仁川国際空港やシンガポールのチャンギ国際空港などが力を入れている。
空港を運営する成田国際空港会社は、昨年に成田山新勝寺や酒蔵、商業施設を3~4時間で巡る無料ツアーを期間限定で実施した。費用負担の大きさや認知度の向上で課題があったといい、協議会では魅力的なツアーの企画や効果的なPR方法などについて話し合う。
日本もやっと、訪日客以外の国際線を乗り継ぐ外国人に対してのサービスを成田空港で提供し、次回以降の訪日に繋げることをするようだ。
アジアでは、韓国の仁川国際空港やシンガポールのチャンギ国際空港の他に、台湾の台北桃園国際空港も、国際線から国際線の乗継客を対象に、乗継時間が7時間以上24時間以内の旅客と限定されているが、台北半日無料ツアーを午前と午後に分けて開催している。
各国の国際空港が、こう言うサービスをして行けば、乗継便を利用しても楽しさが増えると思う。