今年の台風発生状況は、今日現在で15個。フィリピンでは台風12個に名前が付いています。その内、フィリピンに上陸したものが、台風2号(国際名:カジキ、フィリピン名:バシアン)、台風9号(国際名:ラマスーン、フィリピン名:グレンダ)と、台風15号(国際名:カルマエギ、フィリピン名:ルイス)の3個となっています。
台風2号(国際名:カジキ、フィリピン名:バシアン)
台風9号(国際名:ラマスーン、フィリピン名:グレンダ)
台風15号(国際名:カルマエギ、フィリピン名:ルイス)
台風のシーズンは終わっていないので、レイテ島から北側でルソン島を含めて、これからも注意が必要ですね。
また、フィリピン火山地質学研究所(Phivolcs)は今月の15日に、ビコール地方アルバイ州レガスピ市にあるマヨン火山に噴火の兆候があるとして、危険度を示す警報を「レベル2」から「レベル3」に引き上げました。
Phivolcsによると、マヨン火山南東部の噴火口で溶岩ドームの破裂を確認したほか、同日午前5時から午後8時の間に低周波火山性地震を32回、落石を39回観測したと説明。立入禁止となっている火山周辺6キロメートル半径の常設危険地帯(PDZ)と同7キロ半径の拡大危険地帯(EDZ)では、落石や地滑り、突然の爆発、噴火口の崩壊などが発生する可能性があるとして注意を呼び掛けています。
火山に関する警報は、安全な「レベル0」から最も危険な「レベル5」までの6段階となっており、レベル3は「噴火口でマグマが活発に活動しており、数週間以内に噴火する恐れがある」という水準になっている。Phivolcsは先月、マヨン火山に関する警報を「レベル1」から「レベル2」に引き上げていた。
これを受けて、在フィリピン日本大使館は16日、マヨン火山への登山の中止や延期を検討するほか、立入禁止地帯やその周辺に近寄らないよう在留邦人に注意を呼び掛けた。マヨン火山は、最近では昨年5月に噴火し、登山中のドイツ人観光客ら5人が死亡した。(日本気象庁、NNA等より)