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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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観光振興で成長促進?

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 フィリピンは観光振興に注力している。雇用増加や外貨獲得につながる観光分野を発展させ、さらなる経済成長につなげるのが目的だ。同国観光省によると、昨年の外国人観光客数は前年比9.6%増の468万1,307人、観光収入は44億ドル(約4,471億円)だった。政府は2016年に1,000万人突破の目標を掲げ、インフラ整備などに取り組んでいる。
 
 昨年は500万人の目標に届かなかった。しかし、観光省は「潜在的な需要はある」との立場で、道路や空港などインフラの未発達が妨げであり、16年に1,000万人の実現は可能だとしている。
 
 同国政府も積極的な予算投入で、外国人観光客の増加を図る考えだ。公共事業道路省は現在、総額530億ペソ(約1,235億円)の観光道路整備事業に取り組んでいる。

 北部ルソン島のプラグ山や国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にも選ばれた地下川国立公園がある南西部パラワン島のプエルト・プリンセサなど、同国を代表する観光地の周辺道路を改修・新設する計画だ。
 
 また、同省と運輸通信省が協力して空港や港湾の周辺道路整備を進めているほか、開発の遅れている南部ミンダナオ島の観光関連産業の育成やインフラ整備の予算も増額した。

 昨年、マグニチュード(M)7.2の地震に見舞われた中部ビサヤ諸島のボホール島や、大型台風で大きな被害が出た中部レイテ島のタクロバンでは観光開発を兼ねた復興事業を推進し、持続可能な発展につなげるとしている。
 
 このほかにも観光省に5億5,440万ペソの予算を配分してマーケティング・宣伝費用とし、世界的な観光キャンペーンを強化する。観光・貿易フェアなど各種展示会やイベントに参加し、メディアや観光関連企業にも名産品やマッサージなど伝統サービスを積極的にアピールしていくほか、インターネットやテレビなどでの露出も増やす方向だ。
 
 ヒメネス観光相は「観光は経済成長に対して最も効率的な手段だ。雇用拡大に貢献し、ビジネスを発展させて多くの産業を活性化する役割も担う」と述べた。
 
 今後の目標を達成し、新たな成長につなげられるのか。まずは、長年課題に指摘されてきたインフラ整備の進捗状況にかかっているといえる。(Sankei-Biz等より)





 空港や港湾の周辺道路整備は、その国の玄関口でもあり、早急に進めるのは良いことだと思う。

 また、ライフラインである電気・ガス・水道の他に、道路・交通・通信等、産業や生活に必要なインフラ整備は、まだまだ心もとない状況。総合的な計画の中でインフラ整備を進めて欲しいものです。












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