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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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三菱自動車にとって、フィリピンが世界第7位の市場!

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 三菱自動車は、2018年の世界販売台数が前年比18%増の121万8,897台だったと発表している。国内・海外いずれの販売台数も前年と比べて2桁増となっている。
 

 新型車の『エクリプスクロス』 や大幅改良した『アウトランダーPHEV』といった新商品が寄与し、日本での販売は9万1,630台から10万4,611台に増加した。前年比で14%増である。海外販売は111万4,286台で、17万5,452台増えており、前年比で19%増となった。

 
 海外市場は力強い成長を示しており、米国での販売は前年比14%増の11万8,075台、西欧は前年比19%増の17万8,414台となった。西欧では特に、フランスが7,303台で、前年比64%増となった。ロシアでも、販売台数は4万5,391台で前年比87%の伸びであった。
 
 前年比35%増の32万2,284台と販売台数で最大の伸びを見せた地域はアセアンであった。インドネシアでは、エクスパンダーが成長の主な牽引役となり、前年比84%増の14万6,805台を記録した。三菱自動車は2017年、インドネシアで新工場をオープンさせた。力強い成長にも基づいており、インドネシアでの販売台数は過去2年間で118%増加している。
 
 アセアン地域のその他の好調な地域を見ると、タイで前年比21%増の8万4,560台、ベトナムで前年比60%増の1万969台、マレーシアで前年比32%増の9,261台であった。
 
 フィリピンでは、税制改革の影響やインフレ亢進により、業界全体の販売台数が前年比15%減と不振であった。そのなかで、三菱自動車の販売台数も同7.3%減の6万5,894台(日本側発表数値)にとどまった。しかし、減少率は業界全体よりかなり小幅で、市場シェアもより今上半期の販売台数は3万3,506台に達した。そして、インドネシア、中国、米国、日本、豪州、タイに次ぐ世界第7位の規模となっている。特筆すべきは市場シェア(総販売台数ベース)が16.5%と非常に高水準であり、前年の15%から上昇している。フィリピンは2桁シェアを継続的に維持している唯一の主要市場であり、他の市場のシェアを大きく引き離している。三菱自動車にとって、フィリピンは非常に重要な市場となっている。
 
 三菱自動車のフィリピンでの市場シェアが、他市場に比べ非常に高いのは、フィリピンでの歴史が非常に長く地道に事業基盤を強化してきたこと、モンテロ・スポーツ、パジェロ、ASX、アドベンチャーなど現地ニーズの高い多目的車のラインアップが豊富であることなどが挙げられる。(三菱自動車等より)





 昨年2018年の三菱自動車にとっての主要10市場は、1位が146,805台でインドネシア(前年5位)。2位が139,856台で中国(同1位)。3位が118,075台で米国(同2位)。4位が104,611台で日本(同3位)。5位が84,826台で豪州(同4位)。6位が84,560台でタイ(同7位)。7位が65,894台でフィリピン(同6位)。8位が52,196台でドイツ(同8位)。9位が45,391台でロシア(---)。10位が30,952台で英国(同9位)。

 昨年のフィリピンは、車への課税が高くなった影響で全体的に販売量がへったが、三菱自動車としては頑張った方だろう。フィリピンではパジェロ等の人気が続いているからだろう。












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