エアバスは、2014年1月1日現在のエアバス・エアライナーの価格表を発表しています。2013年に比べると平均2.6%の値上げになっています。
最も安いA318が7,190万ドル(約74.4億円)、最も高いA380が4億1,440万ドル(約428.8億円)で、JALが導入するA350-900が2億9,520万ドル(約305.4億円)です。いずれも定価ですから、装備やエンジン、値引きで、実際の値段とは大きく違うかもしれません。
A318 7,190万米ドル(2013年: 7,010万米ドル)
A319 8,580万米ドル( 〃 : 8,360万米ドル)
A320 9,390万米ドル( 〃 : 9,150万米ドル)
A321 1億1,101万米ドル( 〃 :1億0,730万米ドル)
A319neo 9,440万米ドル( 〃 : 9,200万米ドル)
A320neo 1億0,280万米ドル( 〃 :1億0,002万米ドル)
A321neo 1億2,050万米ドル( 〃 :1億1,740万米ドル)
A330-200 2億2,170万米ドル( 〃 :2億1,610万米ドル)
A330-200F 2億2,480万米ドル( 〃 :2億1,010万米ドル)
A330-300 2億4,560万米ドル( 〃 :2億3,940万米ドル)
A330-800 2億6,090万米ドル( 〃 :2億5,430万米ドル)
A330-900 2億9,520万米ドル( 〃 :2億8,770万米ドル)
A330-1000 3億4,070万米ドル( 〃 :3億3,210万米ドル)
A380 4億1,440万米ドル( 〃 :4億0,390万米ドル)
格安航空会社(LCC)でよく使われているエアバスの航空機、やはり旅客機になると値段は高いものですね。
尚、エアバスは2014年2月11日、グローバル・マーケット・フォーキャスト(Global Market Forecast:GMF)を発表、アジア太平洋地域で10,940機の旅客、貨物機が必要となる見込みとしています。金額ベースで1兆8000億ドルに相当します。この機数は新造機の37%のシェアとなり、ヨーロッパ、北米、中東を上回る機数です。
旅客機は2013年現在の4,960機から、20年後の2032年には12,130機となる予想。旅客数の伸びは年率5.8%で、3,770機は機材更新される見込み。
また、2012年には1日1万人以上の長距離路線の旅客がいる都市は東京、大阪、ソウル、北京、上海、香港、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、デリー、ムンバイなどから2032年には中国、インドネシア、オーストラリアなどを中心に増加し、25都市にまで増えるのを見込んでいます。これは世界では2012年に45都市から89都市の増加ですが、アジア太平洋地域の旅客数の増加が大きい見通しを支える1つの要素です。
エアバスはこうした中で、A330のアジア地域内での運用をはじめ、長距離路線の大都市を結ぶ機材にA350やA380、地域内での機材にA320を提供。A320neoと737 MAXの開発中の単通路機、超大型機のA380ではボーイングに圧倒していることもアピールしています。