ホテルオークラは、今年2018年からマニラで相次いで2軒のホテルを開業する。2020年までに、開業予定を含め全世界で運営するホテルの数を現状の72軒(日本国内47軒、海外25軒)から100軒に増やす目標を掲げており、成長著しいアジアを中心に新規展開する戦略の一環となる。同社ならではの「和のもてなし」を前面に出すとともに、複数拠点を設けることでブランドの認知度を高め、現地の富裕層を取り込む。
同社はこのほど、フィリピンの統合カジノリゾート(IR)運営大手トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループと、トラベラーズがマニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に隣接する地区に所有するIR施設「リゾーツ・ワールド・マニラ」内に建設するホテルの運営管理契約を昨年締結したと発表している。
ホテルは地上11階建てで、客室数が191室、標準客室面積は約60平方メートルとなる。日本料理などのレストランやバーに加え、宴会場・会議室を4室、プールやフィットネスを備える。ホテルはトラベラーズが建設中で、今年の秋頃に完成する予定。オークラが「ホテルオークラマニラ」(仮称)として運営を請け負う。
オークラはこのほか2014年10月に、トラベラーズの子会社リゾーツ・ワールド・ベイショア・シティー(RWBCI)と、RWBCIが首都圏パラニャーケ市のマニラ湾岸部に建設するホテルの運営委託契約を締結したと発表。「ホテルオークラ」ブランドとなる同ホテルは地上13階建てで、客室数380室、2020年以降の開業を予定している。
オークラは、2020年までに開業予定を含め運営ホテル数を100軒に増やし、うち海外で50軒を展開する計画。海外では最高級ブランド「オークラプレステージ」と「ホテルオークラ」、「ホテル・ニッコー」と高級版の「グランド・ニッコー」を展開していく。現在、東南アジアではタイ・バンコクで「オークラプレステージバンコク」を運営している。
トラベラーズは有力持株会社アライアンス・グローバル・グループ(AGI)のカジノリゾート事業部門で、それとタッグを組んで進めていた。
私にとっては、マニラが通過点になった今は、泊まる予定はないが、ギャンブル好きには良い所かも知れないですね。