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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピンの自動車販売

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 トヨタ・モーター・フィリピン(TMP)は15日、乗用車「カローラ・アルティス」の新モデルを発売した。同車種のフルモデルチェンジは6年ぶり。従来のイメージを一新した迫力のあるデザインで若い世代の需要を喚起し、月間500台の販売を目指す。
 
 1966年に発売した初代カローラから数えて11代目となる新型カローラ・アルティスは、「象徴的な力強さ」をテーマにデザインを一新。従来の購買層だけでなく、若い世代にもアピールする。
 
 カローラ・シリーズのチーフエンジニアは、新モデルではデザインを重視したと説明。前モデルで「デザインがやや無難」との声が寄せられたことを受けて、今回はダイナミックさを意識したという。前モデルに比べ、ホイールベースが100ミリメートル長くなり、後部座席が広くなったほか、無段変速機(CVT)の採用で燃費効率の向上も見込めるとしている。
 
 TMPの社長は、前モデルの販売台数が月間300台程度だったと説明した上で、新モデルでは同500台を目指すと説明。若い世代の富裕層や、社用車として利用する企業向けの需要が見込めるとの認識を示した。
 
 新型アルティスは、タイで生産した完成車を輸入販売する。排気量1600cc2000ccの計4グレードがあり、価格は836,0001216,000ペソ(約194万~281万円)となっている。
 
■ラグナ工場を増強
 
 今年通年で9万台の新車販売を目指すTMPは、小型乗用車「ヴィオス」と多目的車(MPV)「イノーバ」を生産するラグナ州サンタロサ工場を段階的に増強する。7月をめどに塗装ロボット2台を導入するほか、外板部品の国産化も進める。投資額は総額5億ペソ以上になる見通し。
 
サンタロサ工場の現在の年産能力は3万4,000台。残業やラインスピードの調整により、昨年は約3万5,500台を生産した。今年は年産能力を3万6,000台に引き上げ、4万台を生産する計画だ。(NNAより)

 一方のフィリピンでの販売が好調に推移して2位を確保しているの三菱モーター・フィリピンズ(MMPC)は、201312月の販売台数は4,322台に達し月間記録を更新した。そして、2013年の販売台数は前年同期比23.7%増の4 3,176台へと二桁増加した。フィリピン自工会(CAMPI)加盟企業の販売台数の伸び(15.7%)を上回り、CAMPIにおけるシェアは23.8% に達し、トヨタモーター・フィリピン(TMP)の41.5%に次ぐ第2位の座を強固なものとしている。
 

 MMPCのタイプ別販売動向に関しては、乗用車販売台数が前年同期比202.4%増(約3倍)の9,718台へと急増したことが目立つ。新型ランサー EX1.6や新型ミラージュ発売が大きく寄与した。三菱ふそうトラックも同28.3%増の788台へと二桁増加した。一方、主力の軽商用車(LCV)は同 5.1%増の32,642台と底堅い動きを見せた。。

 
 個別モデルに関しては、中型スポーツ多目的車(SUV)の「モンテロ・スポーツ」販売台数が14.683台に達し、ベストセラーLCVとなった。 「L300」も6,810台、「アドベンチャー」も6,580台に達し、LCVベスト10を継続した。
 

 MMPC201321日に創業50周年を迎えた。MMPCはこの記念すべき年の販売台数目標を前年比23%増の43,000台と設定したが、この目標をクリアーした。そして、2014年の販売台数目標は同16%増の5万台と設定された。(三菱モーター・フィリピンズ発表等よ り)






 フィリピンで自動車販売の1位はトヨタ(41.5%)、2位は三菱(23.8%)、3位はホンダ(7.4%)となっている。

 やはり、三菱は新型のランサーやミラージュの投入等、値段を含めたラインナップが功を奏したようだ。












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