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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピン輸出、年後半回復傾向に!

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フィリピン国家統計局(NSO)は110日、201311月及び年初11カ月間(111月)のフィリピン商品輸出実績(速報値)を発表した。

 [201311月単月]
 11月の輸出額(速報値)は前年同月比18.8%増の429,165万米ドルと伸び、6カ月連続プラス成長となった。そして、10月の同14.0%増に続く2カ月連続の二桁増加となった。2013年前半の輸出は不振であったが、後半は回復基調となっている。

 全輸出の約8割を占める製品輸出が前年同月比16.9%増の368,171万米ドル(構成比85.8%)。

 一方、非製品輸出では、農産物が同38.1%増の26,537万米ドル(6.2%)。主力のココナツ製品の輸出は同14.4%減の7,325米ドル(1.7%)、バナナは同224.8%増の6,562万米ドル(1.5%)。鉱産物輸出は同3.0%増の18,787万米ドル(4.4%)。石油製品輸出は同250.1%増の4,445万米ドル(1.0%)であった。

 品目別では、主力のエレクトロニクス製品が同10.0%増の191,422万米ドル (構成比44.6%)。そのうち半導体は同11.0%減の124,731万米ドル(29.1%)、電子データ処理は同254.8%増の47,200万米ドル(11.0%)であった。上位10品目合計の輸出額は同16.7%増の348,619万米ドルで輸出全体の81.2%を占めた。

 なお、国別輸出先トップは日本で前年同月比37.1%増の101,240万米ドル(構成比23.6%)と大幅増加。第2位は米国で同22.7%増の58,933万米ドル(13.7%)、第3位は中国で同38.2%増の51,604万米ドル(12.0%)であった。

 [2013年年初11カ月間の動向]
 11カ月間の累計輸出額(速報値)は前年同期比2.6%増の4937,643万米ドル。そのうちの約8割を占める製品輸出は同1.6%減の4048,856万米ドル(構成比82.0%)。

 一方、非製品輸出では、農産物が同20.2%増の384,357万米ドル(構成比7.8%)、鉱産物は同50.4%増の323,010万米ドル(6.5%)、石油製品は同111.1%増の78,086万米ドル(1.6%)とそれぞれ拡大した。

 品目別では、主力のエレクトロニクス製品が同6.3%減の1988,756万米ドル(構成比40.3%)と二桁減少。そのうち半導体は同9.5%減の1470,783万米ドル(29.8%)と不振。一方、電子データ処理装置は同4.6%増の304,289万米ドル(6.2%)であった。

 なお、国別輸出先トップは日本で同13.1%増の1036,402万米ドル(構成比21.0%)、2位は米国で同4.8%増の724,636万米ドル(14.7%)、第3位は中国で同1.4%増の583,564万米ドル(11.8%)であった。(フィリピン国家統計局発表等より)





 フィリピンの国別輸出先上位は、4位は香港で同-8.7%の40億1,266万米ドル(8.1%)、第5位はシンガポールで同-19.1%の36億6,038万米ドル(7.48%)、6位は韓国で同11.6%増の29億2,620万米ドル(5.9%)、第7位はドイツで同7.2%増の19億6,958万米ドル(4.0%)、第8位はタイで同-21.2%の17億8,016万米ドル(3.6%)、9位は台湾で同-7.8%の16億4,467万米ドル(3.3%)、第10位はオランダ同6.3%増の15億3,437万米ドル(3.1%)と続き、上位10か国で83%を占めている。

 各品目の詳細は解らないが、対日輸出も含め、年後半に盛り返してきているのは事実のようだ。












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