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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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シンガポール航空、客席改装で「まるで五つ星ホテル」?

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 高い運賃を払ってくれる乗客の座席をいっぱいにするために、世界の航空会社がしのぎを削っている。シンガポール航空は2階建てのエアバスA380の最高級クラスを全面リニューアルする。広さにこだわり、ダブルベッドも完備する。

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 ワードローブからバスルームまで備えたスイートルームは地上の五つ星のホテルかとみまごうばかりだ。ビジネスクラスでもダブルベッドが利用できる。シンガポール~シドニー路線で12月18日からこの全く新しい豪華な設備が楽しめる。
 
 最上級のスイートルーム数を12から6に減らし、座席と別に本物のベッドを置く。最前列の2つのスイートはつなげることでカップル用の客室になる。
 
 スイートにはフルサイズのワードローブと2つのバスルームがあり、そのうちの1つは椅子付きの化粧台を備える。ライバルのエティハド航空と異なりシャワーはないが、プライベート空間を求める乗客の意見を取り入れスペースを重視、利便性も高め電話や眼鏡にすぐ手がとどくような設計にした。
 
 78席あるビジネスクラスの座席は幅25インチ(約63.5センチ)で、完全にフラットなベッドにリクライニングできる。隣のベッドとの仕切りを下げればダブルベッドにもなる。
 
 スイートのスクリーンも大型化。フルHD規格の32インチと、これまでの23インチから大きくなり、座ってもベッドに横になっても見られるように角度を変えることができる。ビジネスクラスは従来と同じ18インチのスクリーンだが、小物を置くスペースが広がった。
 
 スイートではウェッジウッド、ビジネスはナルミの陶磁器を使用した。新鮮な地元食材の提供を増やす方針で、路線ごとに順次導入。その後、他のクラスでも拡充していく。
 
 スイートのアメニティーはラリックと共同開発した。男女共通のアイテムに加えて、女性にはモイスチャライザーとハンドクリーム、男性はアフターシェーブとボディーローションが用意される。
 
 シンガポール航空はこうした整備のため、8億5,000万ドル(約970億円)を19機のA380に投じる。このうち5機は引き渡しが来月始まる新しい機材だ。(Sankei-Biz等より)





 航空会社も、差別化を図らないと生き残れなくなって来たようだ。格安航空会社(LCC)は「空飛ぶタクシー」、既存航空会社(FSC)は「空飛ぶホテル」になるようだ。どちらを選ぶかはあなたしだいだが、選ぶ方としては、ピンとキリだけでなく中間も欲しくなるものだ。












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