一般社団法人日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は、フィリピンでの禁煙厳格化に伴うフィリピンのホテルの対応策などについて以下のように発表した。情報提供先はエーペックスインターナショナル株式会社とされている。その発表の概要は以下のとおり。
2017年7月23日(日)より、フィリピン全土禁煙化が大統領令によって施行され、公共の場での喫煙が全面禁止となった。現在、ホテルより発表されている禁煙の対応は下記通りである。下記ホテル以外でも、ほとんどのホテルが全室禁煙可を進めている。なお、客室の他、レストランやロビーでの喫煙は、罰金対象となっているので、フィリピンを訪問予定の愛煙家は十分注意された方が良いとしている。
<マカティ市内>
・マカティ・シャングリラ
ホテル客室::全室禁煙、喫煙場所:3階のテラスのみ喫煙可
・ ニューワールドホテル・マカティ
ホテル客室::全室禁煙、喫煙場所:1階「ザ・ラウンジ」外のみ喫煙可
・デュシタニホテル
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:「UMU」日本食レストラン店内とロビーエントランス付近
<マニラ市内>
・パンパシフィックホテル・マニラ
ホテル客室::全室禁煙、喫煙場所:21階 パシフィックラウンジの屋外庭園のみ喫煙可
・ニューワールドホテル・マニラベイ
ホテル客室::全室禁煙、喫煙場所:1階 M.H Del Pilar通り側の出口付近の指定喫煙所のみ
・パールガーデンホテル
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:1階のコーヒーショップのみ喫煙可
・パールレーンホテル
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:5階のレストランのみ喫煙可
・センチュリーパークホテル
ホテル客室::7月27日現在喫煙部屋あり(全室禁煙予定)、喫煙場所::ハリソンプラザモール側のロビーエントランス付近のみ喫煙可
・マニラパビリオン
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:なし (全館禁煙)
※ウォーターフロント系列のホテルは、全土禁煙化前から全館禁煙が実施されている。
<パサイ市内>
・ソフィテル・フィリピンプラザ
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:1階「スナップスポーツバー」にて喫煙所あり
・マリオット・マニラ
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:1階ラウンジ外のみ喫煙可
・マイダスホテル
ホテル客室::全室禁煙、喫煙場所:2階に指定喫煙所あり
<オルティガスエリア>
・マルコポーロ・マニラ
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:屋上のバーのみ喫煙可能
・ディスカバリースイーツ
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:22階ハバナルーム(ラウンジ)にて喫煙可
<ボニファシオ グローバルシティエリア>
・シャングリラ・アット・ザ・フォート
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:メインロビー付近の屋外のみ喫煙可
・セダホテル・BGC
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所::屋上のバーのみ喫煙可能(午後4時~午前1時迄営業)
・F1ホテル
ホテル客室:全室禁煙、喫煙場所:なし (全館禁煙)
※注: 上記情報は、予告無く変更となる場合があるので注意されたし。
なお、OTOAとは、海外を訪れる日本人旅行者を現地で実際にフォローしたり、海外旅行を企画販売する全国の旅行会社から依頼を受け、その旅行先の手配を専門に行う旅行会社。言うなれば海外旅行の現地手配サービスの専門集団である。(日本海外ツアーオペレーター協会現地情報等より)
昨年暮れにマニラで泊まったホテルは、ボニファシオ・グローバル・シティにあるアスコット・ホテル。そこはフィリピン全土禁煙化の大統領令がでる前から、ホテル客室は全室禁煙で喫煙のペナルティは5万ペソと言われていた。外に喫煙場所が設けられており、出入りしていたのでドアボーイとは仲良くなったものだ。
規定に「喫煙場所は入り口から10メートル以内に設置してはいけない」とあった。その規定に外れている以前の喫煙場所は廃止されているようだ。ただ、愛煙家たちはたくましく、大通りから1本入った道の木陰などに集まり、煙をくゆらせているようだ。喫煙者がいなくても路地裏の溜まり場には大量の吸い殻が散乱しているのですぐに分かる。
ただ、吸い殻が残っているので、オフィスや周辺のビルの喫煙者が集まる「(公然の)秘密の路地裏」に、「ここは禁煙です」の看板が立てられたりするようだ。国内全ての公共の場所での喫煙を禁じる大統領令2017年第26号により、違反者への罰金は最大、初犯で1,000ペソ(約2,160円)、2回目で5,000ペソ、3回目で1万ペソと書かれているので喫煙場所で吸う方が良いようです。