現在、国民年金保険料の前納制度には、1ヵ月前納、6ヵ月前納、1年前納があります。
本来、国民年金保険料は、当月分を翌月末までに納付することになっていますが、1ヵ月前納とは、当月分を当月末までに口座振替のみによって納付することで、50円割引となります。
6ヵ月前納は、向う6ヵ月分を4月末と10月末までに納付する場合で、現金納付で730円、口座振替で1,030円の割引となります。
1年前納は、向う1年分を4月末までに納付する場合で、現金納付で3,200円、口座振替で3,780円の割引となります。(いずれも平成25年度の場合)
今回、新設される2年前納は、向う2年分の保険料を、最初の年度の4月末までに口座振替で納付する制度で、平成25年度の保険料額で単純計算すると、14,360円の割引額(年4分の利率による複利現価法で算出)となります。
尚、2年前納は口座振替だけで、現金納付はありません。
2年前納は、平成26年4月末の口座振替分から導入されますが、前納の申込みは2月末までに申し出る必要がありますので、ご注意ください。
国民年金の上乗せ年金である付加年金は、1ヶ月の保険料は400円で付加年金は200円になりますので、2年で元が取れます。前納の割引分で掛けられお得感があります。