フィリピンの国家経済開発庁(NEDA)は、西ビサヤ地方のパナイ島、ネグロス島、ギマラス島の3島を結ぶ橋を建設する270億ペソ(約590億円)規模の大型プロジェクトを、現政権中に実施する計画だ。現地のインクワイラーが伝えた。
同プロジェクトは3島のヒト、モノの輸送を増強することで、地域経済の発展を後押しするのが狙い。アロヨ大統領時代に構想が浮上した。公共事業道路省が2010年に実施した調査では、橋(総延長13.16キロメートル)の建設コストは推定284億9,600万ペソ。パナイ―ギマラス(3.6キロメートル)が94億3,800万ペソ、ギマラス―ネグロス(9.56キロメートル)が190億8,000万ペソと見積もられていた。
NEDAの同地方支部によると、ドゥテルテ政権は同事業を推進する方針で、技術調査を年内に完了する予定。事業費は271億5,000万ペソと見込んでいる。同事業には日本、中国が政府開発援助(ODA)の形で資金支援を行うことを検討しているという。NEDAによれば、資金計画の詳細は財務省が決める。(NNA等より)
昔からパナイ島とネグロス島を結ぶ橋の建設構想はあった。国の行政機関の多くがパナイ島のイロイロにあり、何かあればよく通ったものだ。今はその頻度は高く無いが、ネグロス島は砂糖黍の島、パナイ島はお米の島、ギマラス島はマンゴーの島と呼ばれており、橋で結ばれるのは良いものだと思う。