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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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甘酒は「飲む点滴」?

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 寒い時期に恋しくなる甘酒ですが、実は「飲む点滴」と言われるほど栄養満点なのだそうです。そんな甘酒、自宅で作ることが出来たらコスパも最高ですよね。甘酒の種類や効能と、甘酒の作り方を聞いてみましょう。
 
 まずは、元気の源はある意味「食事、呼吸、運動 休息」の四元素として、「甘酒」の効能です。実はコレ、自分で作れちゃうんですね。
 
 甘酒というと、「冬の寒い時に体を暖めてくれる、酒粕で作られた甘~い飲み物」というイメージでしたが、最近免疫力適正化の為に発酵系のレパートリーを増やす中で、実はスゴく身体に良い飲み物だという事がわかりました。
 
 甘酒の別名とは「飲む点滴」。特に今回お伝えする「米麹から作る甘酒」は一年中楽しめる元気の源です。
 
 そもそも甘酒は、俳句で夏の季語に取り上げられるような夏の飲み物です。何故ならそこに含まれる豊富な栄養素が夏のエネルギー不足を解消してくれるから。昔の人はその効能にしっかり気づいていたんですね。で、その作り方は以下の二種類に分かれます。
 
 ・酒粕から作る甘酒(アルコール、精糖で甘み付けをする)
 ・米麹から作る甘酒(ノンアルコール、甘みはお米の糖化による天然の物)
 
 どちらも市販されていますが、今回のポイントは元気の源として習慣化する事。するとコストパフォーマンスが良く、より体に良い物を選びたい所です。
 
 まず栄養面からみると、上記二種類の甘酒はどちらも似たような成分を含んでいます。例えば…必須アミノ酸、ブドウ糖、天然型ビタミン(B1B2B6)、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、コウジ酸、パントテン酸など。
 
 実はこれらの栄養素が、栄養補給用の「点滴」とほぼ同じ栄養成分なので「飲む点滴」と呼ばれるんですね。
 
 ただし酒粕製には若干のアルコールが含まれている点と、特に精糖が使われていますから、これが酒粕製の決定的なマイナスポイントです。

 砂糖は花粉症、アトピー、ぜんそく、などのアレルギーの引き金物質と言われており、実際糖質を取ると血糖値の調整に必要な副腎ホルモン「コルチゾール」の分泌が繰り返され副腎が疲弊します。するとコルチゾールの分泌が滞り、抗アレルギー作用が効かなくなり、アレルギーが悪化するという悪いサイクルが生まれてしまうと言われています。それで、元気の源で選ぶ甘酒は「米麹から作る天然物」としたいですね。
 
 一番の違いとして酒粕製にアルコール分が含まれる事と精糖が使われているというデメリットをクロースアップしましたが、更に深く入り込むとより違いが明確になります。
 
 もちろん酒粕製にも食物繊維を多く含むなどのメリットがあるのですが、調理過程や飲む時点で60度以上に加熱しますので「酵素とビタミン」が薄れてしまうんです。
 
 この点、米麹製は調理過程の最高温度が60度。すると生きた酵素や壊れていないビタミンをきっちり摂取する事ができます。ここが飲む点滴の最大のメリットを受け取れるポイント。酵素とビタミンは我々の元気を活性化する為にとても必要な栄養素です。
 
 米麹製の甘酒に含まれる酵素成分は、デンプン分解酵素やタンパク質分解酵素です。これらが食べたものを効率良く分解し、胃が消化で使うエネルギーが少なくて済むので体が疲れにくくなります。
 
 またビタミンB群は食べ物をエネルギー転換してくれます。これは細胞内のミトコンドリアのお仕事の活性化ですから、これぞ元気の源たる所以です。更には、
 
 ・麹菌やビタミン成分が皮膚を健康に保ってくれる(美肌・美髪)
 ・麹酵素が腸をサポート(体力回復、ダイエット、便秘改善)
 
 などなど二次効果も抜群です。
 
 採り方としては食前食後に取れば、酵素が消化をサポートしてくれますし、またその甘さを利用して「おやつの習慣」にも出来ます。普段で糖質の含まれたお菓子漬けだった人には良い代替えおやつになります。

 但し糖質は取り過ぎるとエネルギーとして使われない部分が全て脂肪となり体に蓄えられてしまいますから注意が必要です。分量としては1日100ml程度で十分です。
 
 さて、習慣化にはコストパフォーマンスが重要です。この点、米麹製の甘酒は自作する事が可能なのでグッとコストを抑えられますし作り方も簡単。とは言っても初期投資は必要です。市販されているヨーグルトメーカーが必要です。これが無ければ何もできません(笑)。
 
 反対に、ヨーグルトメーカーが一台あれば発酵系はすべてお任せ。甘酒だけではなく、ヨーグルトも納豆も簡単に作れます。コストは初期投資を除けば、1Lの甘酒を作るのに400円程。1日100ml摂取するなら1日当たり40円です。
 
 作り方もあまりにも簡単で、準備する材料は「お米1合、水、米麹200g」だけ。米麹は小分けでほぐれている物が良いので、その点絶対おススメなのがコチラです。
 
 以上が揃ったら、お米を炊いて水と米麹を入れ、ヨーグルトメーカーのスイッチを押す。すると半日後には美味しい甘酒の出来上がりです
 
 もちろん機械が無くても魔法瓶や温度計を駆使すれば作る事は出来ますし、市販の甘酒を買うのも手っ取り早い方法ですが、毎日の食習慣に取り入れるならコスパを考えて自作した方が遥かに経済的です。(MAG2NEWS等より)





 日本では、各社がヨーグルトメーカーを出して価格も安くなっており、家でヨーグルトや甘酒だけでなく、塩麹や納豆等も簡単に作れるようになっています。

 フィリピンでは、日本ではネットで簡単に入る米麹や乳酸菌の種菌を手に入れる手段が必要だが、ヤフーショッピング等で購入した場合でも、商品をフィリピンに送る代行業者も出てきているので、今後は手に入り易くなりそうです。
 











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