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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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焼き魚を「漬け焼きダレ」で?

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 魚を食べるときは、焼き魚で、塩焼きと照り焼きというパターンだけになりがちです。それだけでは、焼き魚も飽きてきます。そこで、お勧めするのが魚の「漬け焼き」です。酒、みりん、しょうゆを合わせたタレに、魚を漬け込んで、味を沁み込ませ焼く、焼き魚です。
 

 「別に塩焼きと照り焼きだけでええよ……」と、あなたがこの「ミラクル漬け焼きタレ」の作り方を知らないままでいると、”塩焼き”、”照り焼き”を永遠に繰り返しいずれ焼き魚が大嫌いになるかもです。

 

 そこで、「漬け焼きタレ」の作り方を覚えて、焼き魚のレパートリーを広げれば、魚料理を作るのも食べるのも楽しくなります。

 

 「漬け焼きタレ」の中に、スーパーの鮮魚コーナーの魚の切り身を入れ1~2日漬け込んで、後はグリルで焼くだけ。いちいち焼く時に塩をふる必要ないですし、照り焼きのたれをわざわざ作って、ベチャベチャ、ベチャベチャ塗りたくって照りを付ける面倒な作業も必要ありません。それに、この「漬け焼きタレ」には、魚の生臭さを半減させる効果もあります。そして、作り方も簡単です。

 
 「酒2:みりん1:しょう油1(濃口しょう油or薄口しょう油)」の決まった割合で合わせるだけです。
 
 酒、みりんを合わせたものに醤油をぶち込んで砂糖を入れて混ぜまくる。これだけ。「割合」で作れるので毎回必ず美味しい味付けにできます。
 
 もし、ちょっとアレンジするなら、柚子やスダチやカボスをぶった切って入れ、香りを付けます。香り付けするとさらに生臭さが激減し、これを焼くと柑橘類のイイ香りが楽しめます。
 
 今回は、フィリピンでも手に入り易い濃口しょう油で作る「漬け焼きタレ」です。
 
 【材料】
   酒   ・・・200cc
   みりん・・・100cc
   濃口しょう油・・・80cc
   砂糖  ・・・15g~30g(大さじ1杯~大さじ2杯)
 
 「煮きり(アルコールを飛ばす作業)をするので、酒とみりんが蒸発し、液量が減ります。なので割合を合わすため濃口しょう油が80ccになってます」
 
 ①まず『煮きり』作業をします。(面倒ですが、これしないと、魚が酒の成分で辛くなり美味しくできません)
 
 大きめのボウルに氷水を準備します。(煮きった酒&みりんを鍋ごと急冷します)
鍋に酒200cc、みりん100ccを入れ、強火で沸かします。

イメージ 1


 ②沸騰したら、鍋をずらしコンロの炎を鍋の中に近づけます。すると、酒&みりんに火がつくので弱火にします。このまま炎が消えるまで沸かします。(アルコール分がなくなると火が消えます) 
 ※火加減が強いと炎が高くなり危険です、すぐに弱火か中火にして下さい

イメージ 2

 ③炎が消えたら、火を止めます。それを、ボウルの氷水に鍋ごと浸け、急冷します。

イメージ 3


 ④ある程度冷めたら(ぬるいくらい)、砂糖、濃口しょう油を加えます。木ヘラなどで砂糖が溶けるまで、よく混ぜます。
 
 砂糖のザラザラ感がなくなるまで混ぜて溶かします。砂糖が溶けたら出来上がり。

イメージ 4

そのままの「ミラクル漬け焼きタレ」につけても美味しくできるのですが、
 
 ⑤アレンジで柚子などを加えるとすごく良い香りがして程よい酸味も魚に入り、美味しくなります。

イメージ 5


 ⑥「ミラクル漬け焼きタレ」をタッパに入れ、柚子をぶち込んで完成です。

イメージ 6

 ブリのきり身でも、さんまのぶつ切りでも、鮭の切り身でも、鯛でもタラでもサバでもほとんどの魚に使える「漬け焼きのタレ」です。これで、美味しい「漬け焼きの焼き魚」が食べれると思います。これ漬け込んだまま冷蔵保存すれば、1週間持ちます。すぐに腐ったりしません。
 
 「煮きり」作業がめんどくさいですが美味しく作るための「抜けない一手間」です。(MAG2NEWS等より)





 フィリピンだと、油で揚げた魚、黒く焦げた魚等でレパートリーが少ない。これだと、フィリピンにも濃口しょう油やみりんは売っており、滞在中にも日本流の魚料理が食べられます。












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