先週1週間で台風が3つ発生した。 日本気象協会によると、梅雨時で同時期に台風が3つ以上発生するのは2002年以来13年振りのことである。
まず、 6月30日21時(日本時間:以下同様)にマーシャル諸島で、台風9号(アジア名:CHAN-HOM、チャンホン)が発生した。アジア名のチャンホンは、ラオスが用意した「木の名前」である。台風9号はマリアナ諸島付近に停滞していたが、今後、発達しながら7月6日21時から8日にかけてフィリピンの東を西北西へ進み、9日9時には沖縄の南に達するようです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ~大シケとなるため厳重な警戒が必要です。
そして、7月2日21時には、フィリピンの東で台風10号(アジア名:LINFA、リンファ、フィリピン名:EGAY、エガイ)が発生した。アジア名リンファはマカオが用意したもので「はす(蓮)」という意味である。
台風10号は4日深夜ルソン島北部イサベラ州パラナンに上陸、6日9時には、南シナ海にあって、北へゆっくり進んでいます。中心気圧は994hPa、中心付近の最大風速は20m/sです。この台風は、06日21時にはバシー海峡に達する見込みです。
その後もゆっくりと北上し、9日9時には台湾海峡に達する見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケとなるため警戒が必要です。
さらに、4日午前3時にマーシャル諸島で台風11号(アジア名:NANGKA、ナンカー)が発生した。アジア名のナンカ―はマレーシアが用意したもので「(ジャックフルーツ)」のことである。
6日9時現在、マーシャル諸島に位置し、西北西へ毎時25kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。この台風は、7日にかけてマーシャル諸島を西北西に進み、8日9時には南鳥島近海、09日09時にはマリアナ諸島に達するでしょう。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。(日本気象庁発表等より)
2002年7月から13年振りにトリプル台風が発生したが、その時は日本に2つが上陸し災害をもたらしています。台風9号とそれを追随しそうな台風11号の進路には注意している方が良いでしょう。
台風10号はフィリピン・ルゾン島北部に上陸したが、災害が軽微なことであると願いたいものだ。