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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピン航空、黒字化へ?

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 フィリピン航空(PAL)の持ち株会社PALホールディングスは、2014年通期(1~12月)決算を発表し、純利益が1億2,974万ペソ(約3億4,847万円)だったと明らかにした。決算期変更のため、前期との単純比較はできないが、2013年度通期(13年4~12月の9カ月間)は118億5,313万ペソの純損失だった。
 
 同社の会計年度は2012年度(11年4月~12年3月)までは3月期を採用し、2013年度から12月期に変更していた。フィリピン証券取引所(PSE)への報告によると、営業売上高は2013年度(9カ月間)の559億8,438万ペソから2014年度(通年)は1,009億5,389万ペソに拡大。営業支出額は614億9,611万ペソから985億8,100万ペソとなった。
 
 2014年の旅客売上高は817億5,150万ペソ、航空貨物売上高は78億4,230万ペソだった。路線別の売上高比率はアジア大洋州路線が41,9%、北米線が31.4%、国内線が17.6%、中東線が6.1%、欧州線が3.0%だった。
 
 輸送実績をみると、旅客数は964万2,723人(うち国際線は51.7%)、有償座席利用率(ロードファクター)は71.36%、貨物輸送量は1億6,196万㎏だった。輸送実績には子会社のPALエクスプレスも含めてである。
 
 2014年末時点の従業員数は5,183人。内訳は、地上職員が2,671人(うち外国人は285人)、客室乗務員が1,947人、操縦士が565人だった。
 
 同時点の保有機材は85機。このうち自社所有は23機、ファイナンスリースが11機、オペレーティングリースは51機だった。
 
 有力実業家ラモン・アン氏率いるコングロマリット(複合企業)サンミゲル・コーポレーション(SMC)は201410月、PALホールディングスの株式49%をPALホールディングスの実質オーナーであるルシオ・タン氏に売却した。この結果、同年末時点のPALホールディングスの出資上位3者は、トラストマーク・ホールディングスが89.7%、トップ・ダイレクト・インベストメンツが4.12%、ファスト・アキュレート・インベストメンツが1.85%となっている。
 
 また、新聞報道によると、PALはニュージーランド北島の都市オークランドへの就航を検討している。ハイメ・バウティスタ社長は、路線開設に向けた調査を行っており、年内にも就航する可能性があると明らかにした。同社は来月、中国の福建省泉州市晋江とパプアニューギニアのポートモレスビーへ就航する予定。(NNA等より)





 サンミゲルとの提携の成果なのかは、今年以降の結果で解りそうだ。定時運行や航空機材の更新をどんどん進めて行かないと、LCCのセブパシ航空を追い抜けないだろうと思う。
 











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