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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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台風12号の豪雨で首都圏等が機能麻痺

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 台風12号(アジア名:チャーミー、Trami、フィリピン名:マリン)の影響で南西モンスーンが強まった影響で、817日からマニラ首都圏や近郊州などで豪雨が続き、洪水、浸水、水没、地滑り、道路寸断、多くの航空便キャンセルなど多大な被害が発生している。

 82117時のフィリピン災害対策本部(NDRRMC)発表によると、2117時現在で、225,056世帯、1065,363人が被災、既に15名死亡、41名負傷、4名が行方不明と報告されている。そして、被害の大きいカビテ州、ラグナ州、リサール州、バタアン州、マニラ首都圏のパサイ市、パラニャーケ市、モンテンルパ市、マリキナ市、マラボン市、パテロス町などが被災地宣言を発出した。

 政府は、19日と20日にマニラ首都圏や12州で、災害関連部署などを除く全政府系機関を休業とすること、全ての学校を休校とする措置を講じた。12州とは、ベンゲット、バタアン、パンガシナン、サンバレス、タルラック、パンパンガ、ブラカン、リサール、ラグナ、カビテ、バタンガス、西ミンドロである。

 19日と20日は中央銀行の決済セクションも休業となったことなどから、フィリピン・ディーリング・システム(PDS)での外国為替取引やフィリピン証券取引所(PSE)での証券取引も休止された。(フィリピ災害対策本部発表などより)




 マニラの60%以上が冠水し、水の深さが2.1mに達したところもあるとの事。フィリピン一番の都市であるマニラでも、その場しのぎの洪水対策が後手に回って、都市全体の現状に照らしたインフラの整備が遅れているとも言える。もっと見直して欲しいものだ。


 尚、フィリピン中部セブ島沖で16日にフェリーが貨物船と衝突し沈没した事故で、同国沿岸警備隊は、確認された死者が71人に達したと発表した。行方不明者は49人で、数日前から死者と行方不明者の数が120人で変わらず、絶望とみられている。ご冥福をお祈りしたい。












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