先月遼寧省瀋陽の空港で、着陸しようとした中国国産旅客機「MA60(中国名・新舟60)」の車輪に異常を示す表示ランプが点灯した。3時間空港上空を旋回し、地上から車輪が出ているのを目視してから午後8時20分ごろ着陸するというトラブルがあった。
MA60は春節(旧正月)休み中にも河南省鄭州市の空港で着陸時に前輪が収納され、機体頭部が滑走路と接触するという事故があったばかり。ともに死傷者はなかったが、設計製造元の企業は中国国内のMA60の飛行を一時中断して着陸機のシステム点検を実施している。
MA60は双発プロペラ機で海外にも輸出されているが、着陸システムに問題がある事故多発機として知られる。外国では「運用停止宣言」が出ているほどだ。
2011年3月にボリビア・ルレナバケ空港で着陸システムが起動せず胴体着陸。同年5月にインドネシア・カイマナ空港で悪天候時の着陸を試みた際、滑走路手前の海に着水して乗員乗客27人全員死亡という大事故が起きた。
2013年に入っても6月10日、インドネシアのクパン空港で前輪が出ずに胴体着陸。この日にはミャンマーでも同型機によるオーバーランが発生した。あまりにも相次ぐ事故に、ミャンマー政府は直後にMA60の運用停止を決定している。
この年、7月には中国がトンガに無償供与したものの、ニュージーランド政府は「安全性が確認できない」とみなし、トンガへの観光関連の援助を一時的に停止すると同時に、トンガへの旅行者に「MA60は事故が多い」と警告した。
ネット上では「毎回毎回、国内外で恥をさらすな」「国産なんて、怖くて乗れないよ」とMA60を飛ばしている事への批判が殺到。矛先は中国が開発中の国産初のジェット旅客機「C919」にも向かった。
C919は400機の受注を獲得しており、2016年に市場デビュー予定。試験飛行機の組み立てが今年始まることから「予定を遅らせて念入りにチェックしたとしても、安全性に信頼を得るのは難しいだろう。中国製に問題が多すぎるという事実には定評があるけれど」と皮肉も出ている。(毎日新聞等より)
以前に、このブログでも事故の多い旅客機の一つと言っていたが、事故は未だに続いているようだ。
中国は独自技術の国産と強調しているが、鉄道はパクリ新幹線。軍用機はロシアのパクリ等々と、パクリが主体。真似のできない所は直せずそのままなので、事故が多く続くようだ。
MA60もそうだが、今度の新型機C919も受注の殆どは中国国内で、後はお金が無い新興国だけのようだ。
中国の歴史に少し興味があって、行きたい国の一つでもあったが、食事の心配、旅客機の心配等々、安全に無頓着の国のようなので興味が薄れてしまった。
フィリピンでは、ゼストエア(今はエアアジア・ゼスト)が3機所有していたはずだが、今も飛んでいるのかは知らないが、解れば乗らないでしょうね。