全日空(ANA)とフィリピン最大の格安航空会社(LCC)セブ・パシフィック航空は、シンガポールで開催されたCAPAアジア航空会社サミットのパーティーで、域内の最優秀航空会社として各部門で最高賞を授与された。
全日空(ANA)は「CAPA Asia Pacific Airline of the Year」(2014年CAPAアジア太平洋地域最優秀航空会社賞)を、セブ・パシフィック航空は「2014年アジア太平洋地域最優秀LCC賞」(LCC of the Year)をそれぞれ受賞した。
一方、2014年の最優秀CEO(最高経営責任者)には、ガルーダ・インドネシア航空(GA)のエミルシャ・サタル氏が選出された。
CAPA(Center forAviation)は1990年に設立された航空市場に関する情報・分析・データサービスを提供する域内有数の独立系シンクタンクで、本部はオーストラリアのシドニーにある。CAPAの最優秀航空会社賞は単に成功しているのみならず、新たな環境に適応しつつ業界においてリーダーシップを発揮している航空会社や空港に与えられる。
CAPAは受賞企業や受賞者が、この激動の時期に、業界に新しい方向性を提供する戦略を採用しているとして称賛した。(CAPAニュースリリースより)
今回、ANAが受賞した「Asia Pacific Airline of the Year」は、CAPAが年間で表彰する各賞の中でも最高賞で、優れた業績を残した航空会社に贈られています。
ANAの受賞では、2社の格安航空会社(LCC:ピーチ、バニラエア)の立ち上げと、フルサービスのANAを含めたマルチブランド戦略の推進、効率化と新しいテクノロジー・プロダクトに投資、競合との格差を埋めるコスト構造改革、航空関連企業の買収と自国以外のエアラインへの戦略的投資、羽田と成田と2つの国際線ハブ空港の活用などが評価されたようだ。
過去の「Asia Pacific Airline of the Year」受賞エアライン。
2013年 トルコ航空
2012年 エミレーツ航空
2011年 日本航空
2010年 エミレーツ航空
2009年 エアアジア
2008年 シンガポール航空
2007年 エアアジア
2006年 カンタス航空
2005年 エミレーツ航空
2004年 カンタス航空
2003年 エアアジア