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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピンの上期の観光客243万人

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 フィリピン観光省によると、今年上半期(1~6月)にフィリピンを訪れた観光客は前年同期比2.2%増の2433,428人だった。観光省が今年通年の誘致目標として掲げる680万人の4割弱にとどまっており、目標達成は難しいとみられる。
 
 1~6月の観光客を国・地域別でみると、韓国が前年同期比6.4%減の547,971人。前年割れとなったものの、全体の22.5%を占め、首位を堅持した。
 
 上位12カ国・地域では、台湾が同21.9%減の6万7,213人で最大の落ち込みを示した。昨年5月に発生したフィリピン沿岸警備隊(PCG)による台湾漁船への襲撃事件が尾を引き、1~4月に単月ベースで2桁のマイナス成長が続いたことが影響した。香港も12.5%減の5万7,470人で2桁減となった。
 
 一方、マレーシアは23.3%増の6万6,796人となり、上位12カ国・地域で最大の伸びを示した。このほか、英国、中国(本土)、カナダが2桁のプラス成長を記録した。
 
 地域別では、東アジアが2.3%減の1123,125人に落ち込んだものの、全体の46.2%を占め、最多となった。このうち日本と中国、韓国の3カ国が88.5%を占めた。北米が7.4%増の466,395人(全体の19.2%)で続き、以下、東南アジア諸国連合(ASEAN)、オセアニア、北欧の順となった。

 6月の観光客数は、前年同月比0.9%増の372,293人。プラス成長を維持したものの、3カ月連続で40万人を下回った。
 
 国・地域別では、韓国が同1.3%減の9万4,694人で首位を堅持。昨年11月から8カ月連続で前年割れとなったが、減少率は前月の4.5%から縮小した。
 
 一方、台湾は72.2%増の1万1,670人と上位10カ国・地域の中で最大の伸びを示した。台湾漁船の襲撃事件の影響は薄れつつあるようだ。
 
 1~6月の観光収入は1,0977,000万ペソ(約2,564億円)だった。内訳は、韓国が2911,000万ペソで最多。全体の26.5%を占めた。以下、米国は2264,000万ペソ、オーストラリアは738,000万ペソ、日本は548,000万ペソ、中国は488,000万ペソと続いた。
 
 6月にフィリピンを訪れた観光客の1日当たりの平均支出額は4,874.70ペソ。前年同月比で25.0%増となった。平均滞在期間は11.5泊で、前年同月の10.4泊を上回った。(NNA等より)
 




 国別のフィリピン来訪者の1位韓国、2位米国は、上期でも単月でも変わらない。上期の3位は中国、4位は日本となっているが、月別では3月以降は3位日本、4位中国である。年末まで解らないが、3位日本と予想したい。

 昨年の外国人観光客数は、目標を500万人にしていたが、前年比9.6%増の468万1,307人で届かなかった。観光収入は44億ドル(約4,471億円)だった。

 フィリピン観光省は毎年目標を掲げているが、いつも高め過ぎる設定で届かないようだ。今年も目標を680万人にしているが、柳の下のカエルのような550万人がよいところだろう。

 また観光省は2016年に1,000万人突破の目標を掲げているが、空港だけでなく観光地、そこまでの道路等を、早急なインフラ整備を取り組まないと無理な数字と思われる。インフラ整備の進捗状況しだいのようだ。












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