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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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東南アジアで、即席麺市場が拡大の兆し!

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 袋麺やカップ麺などアジアの即席麺市場が一時の停滞から回復し、拡大の兆しを見せ始めている。年間の消費量トップは14億人の人口を擁する中国だが、このところ微減傾向にある。代わって大きく消費を伸ばしているのが、インドやベトナム、フィリピン、タイといった南アジアや東南アジアの国々だ。どんな事情や背景があるのか。動向をまとめた。
 
 東南アジアの経済の中心地タイでは、昨年後半から即席麺ブランドの上位企業が激しいシェア争いを繰り広げている。業界関係者によると、タイの即席麺市場は年間170億バーツ(約600億円)ほど。このところ前年比10%前後で消費が拡大している。
 
 うちトップを走るのが、消費財大手財閥サハ・グループ傘下タイ・プレジデント・フーズが市場投入する「ママー」ブランドで、市場占有率(シェア)は約47%。これを「ワイワイ」と「クイック」の二つのブランドを持つタイ・プリザーブド・フード・ファクトリーが約24%で追う。第3位には日本の味の素社が出資する「ヤムヤム」が約21%で続く。3社合わせた比率は90%を優に超える。
 
 2位のタイ・プリザーブド・フード社は昨年末、人気のワイワイブランドにカップ麺など新たに3種の新製品を発表。年末年始や中国の旧正月にターゲットを絞った宣伝戦略を練った。牙城であるタイ・プレジデント・フーズの市場を切り崩すのが狙いだが、市場関係者はそれ以上にタイや近隣諸国で伸びている即席麺需要があると明かす。
 
 世界ラーメン協会がまとめた2017年のデータで、世界の即席麺総需要は3年ぶりの1,000億食を突破。今後も拡大していく見通しだ。このうち中国が首位で約390億食、次いでインドネシアの約126億食、日本の約57億食と続く。
 
 だが、上位のこれらの国々では消費は頭打ちとなっており、伸びが予想されるのはそれ以下。インドの約54億食、ベトナムの約50億食、フィリピンの約37億食などがそれで、9位のタイでは年間約34億食の即席麺が国民の胃袋に消えている。いずれも今後の増加が見込まれている。
 
 南インドや東南アジアで消費が増えている背景に、こうした国々では工業化や都市化が進み、消費者たちがライフスタイルの変化に伴って手軽な調理法を求めるようになったという点が挙げられる。加えて、即席麺を市場投入する企業が現地の人々が受け入れやすいよう、味や形状に工夫を重ねたことからヒット商品となって消費を押し上げているといった事情もある。
 
 企業による海外進出も加速している。タイ・プレジデント・フーズは隣国ミャンマーとカンボジアで増産のための新工場建設に乗り出す。経済成長に伴い両国で即席麺需要が増えていることに対応する。ベトナムでも日本の日清食品が現地の人々が好む味付けや付加価値で浸透を図っているほか、エースコックなどとともに人口5,000万人を擁する未開の地ミャンマーも照準とする。
 
 消費が増えているこれらの国々では、即席麺の中でも袋麺からカップ麺へと、より付加価値の高い商品へと需要動向も変化している。ただ、全体に占めるカップ麺の割合はせいぜいがまだ1割程度。約7割の日本、4分の1の中国と比べて、消費拡大の余地は格段に大きい。今後、こうした点にも関心が向いていきそうだ。(日本食糧新聞等より)





 フィリピンのスーパーでは、即席麺がたくさん置いてあります。主にフィリピン、韓国、日本の物が目立っています。日清はフィリピンで製造された物と輸入物が置いてありますが、値段は違いますね。日清のフィリピンで製造された物や韓国製は未だに食べたことがありません。日本から持って来た物を食べています。

 即席麺市場で、フィリピンは韓国を抜いて7位に浮上したといいます。まぁ、即席麺は簡単に食べられるので、これからも重宝されて伸びて行きそうですね。












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