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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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フィリピン、インフラ整備加速か?

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フィリピンのアキノ大統領がインフラ整備に注力する姿勢を示している。大統領の任期が終了する2016年6月末日までに、首都マニラのニノイ・アキノ国際空港の改修工事の完了を言明するなど整備加速へ決意を示した。

現地紙ビジネス・ワールドなどが報じた。貧困撲滅、失業率低下を掲げるアキノ政権にとって、雇用創出効果が高い観光業を推進するためにも、交通インフラの充実は何としても必要だ。
 
 混雑が激しいニノイ・アキノ国際空港は、航空専門家から「世界最悪の空港」とも言われ、改修工事は大きな課題となっている。

 フィリピン運輸通信省は延期されていた同空港の改修工事事業者の入札を昨年末に実施して決定した。DMCI(コンスンヒ・ファミリー)が受注し、ニノイ・アキノ国際空港ターミナル1NAIA1)改装工事の総事業費は16億4000万ペソ(約38億3800万円)。
 
 また、中部ヴィサヤ諸島パングラオ島に国際線の受け入れ可能な空港を建設する。総事業費は46億3000万ペソで、日本工営などの共同事業体が事業を行う。そのほか、大統領は南北ルソン高速道路接続道路建設事業などにも強い決意を示している。
 
 フィリピン予算管理省によると、今年1~9月のインフラ支出額は前年同期比33.9%増の1830億ペソに達した。しかし、同国国家経済開発庁(NEDA)の付属機関、フィリピン開発研究所のアドラシオン・ナバロ氏は「フィリピンのインフラの質が低いのは、実際に整備に投じられる金額が不十分だからだ」と述べ、12年は、インフラ整備に計上された予算のうち、わずか11%しか使われていないと指摘した。

 政府はインフラ支出額を現在の国内総生産(GDP)比2.6%から16年までに5%に引き上げることを目標としており、大統領の不退転の決意でインフラ整備を飛躍的に拡大できるか、正念場を迎えている。尚、2014年度政府のインフラ支出は、GDP3.2%に決定している。(Sankei-Biz等より)





 フィリピンでのインフラ整備は、まだまだ時間とお金が掛かるようです。優先順位を決め的確に進めるのも必要だし、事業化できるものはマニラの水道事業のように、官民連携事業(PPP)で行う等スピード感を持って対処して欲しいものです。

 私としては、希望を言えばきりがないが、電気及び水道等のライフライン(ガスはプロパンで可)と通信設備の整備充実等を優先して欲しいと思います。












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