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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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JFEエンジ、最先端浄水場を東南アに

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 JFEエンジニアリングは、フィリピン最大の浄水場の工事を100億円で受注した。マニラ首都圏の人口の半分にあたる600万人に生活用水を供給する。同社が海外で浄水場を受注するのは初めて。東南アジアの水道インフラは簡易的な設備が多い。JFEエンジは日本の高度な水処理技術をテコに、拡大する新興国の需要を取り込む。
 
 JFEエンジと現地の施工会社の共同事業体を通し、フィリピン政府系の水道運営会社から受注した。同国最大の浄水場を更新し、2020年3月に工事を終える予定だ。
 
 現在の施設は建設から30年以上が経過して老朽化しており、処理能力が低い。大型の台風が上陸すると豪雨で濁った水を処理しきれず、そのまま配水しているという。JFEエンジは水をろ過し汚泥を処理する設備を導入し、処理の精度やスピードを高める。
 
 東南アジアでは経済成長に伴って生活用水の需要が高まっている。地球温暖化が一因とされる豪雨が増えていることもあり、安定した水道インフラの構築が政策的な重要課題だ。経済産業省によると、アジアの水ビジネス市場は2020年に37兆円と毎年5%程度の拡大が続く見通し。
 
 今回、JFEエンジは政府開発援助(ODA)を使わずに受注した。従来は円借款など政府支援に頼らないとコスト面でアジア勢に競り負けるケースが多かった。海外の水関連市場に占める日本企業のシェアは1%未満とされるが、今回は技術面がより重視されたことで受注を獲得した。
 
 JFEエンジはこれまで海外で下水処理場を受注したことはあるが、生活用水を提供する浄水場は初めて。今後、水インフラの海外営業を強化し、受注額を2020年度に1,000億円と2015年度の2.5倍に高める計画。増加分の大半は海外での受注をめざす。(日経新聞等より)





 日本のように美味しく飲める国は少ないと言う。それに人口増加に加え、温暖化による天候不順などで水資源不足が深刻化し、安全な飲料水の確保が早急な課題となっている。

 フィリピンも、決して美味しく飲める水は少ないだろうと思う。私も長い間フィリピンに行ったり来たりしているが、水道水は飲んだ覚えがないくらいだ。飲める水の整備は大切だ。












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