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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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LCC活用で海外をお得にと、達人お勧めエアライン

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 アジアでの国際線LCCは、ここ数年で就航路線が増え、ついにはアジアだけでなくグアムやハワイにまで飛ぶようになった。LCCを活用すれば海外旅行だってお得に行ける!
 
 LCCの国内線と国際線の一番大きな違いは、就航している航空会社の数だろう。国内線ではピーチ、バニラエア、ジェットスター、春秋航空の4社しかないが、国際線になると一気に数が増える。ここでは、「国内線組」「韓国系」「台湾・香港系」「東南アジア以遠」とカテゴリをざっくり分けてまとめてみよう。
 
 ①国内線組
 国内線を運航している4社はそれぞれ国際線の路線も持つ。特にピーチとバニラエアは日系エアラインなので、機内では日本語が通じるし、日本ならではのきめ細かいサービスを受けられるのは大きな魅力だろう。ジェットスターは本国オーストラリアの他、東アジアの主要都市への便がある。春秋航空は中国本土とを結んでいる。
 
 ②韓国系
 日本に就航している外資系LCCで最も数が多いのは韓国系。具体的にはイースター航空、チェジュ航空、ジンエアー、エアプサン、エアソウル、ティーウェイ航空の6社。行き先は主にソウルと釜山で、東京や大阪以外の地方都市からの路線も充実しているのが特徴といえる。
 
 ③台湾・香港系
 台北路線には各社が参入しており、いまやLCCの定番路線のような存在になっている。ピーチやバニラエアなどの国内線組の他、タイガーエア台湾やスクートといった外資系LCCも就航している。スクートはシンガポール航空系列のLCCで、タイガーエア台湾はシンガポール航空からチャイナエアライン系列になるようだが、どちらも台湾から乗り継いでシンガポールまで飛ぶこともできる。また香港へは香港エクスプレス航空が就航している。
 
 ④東南アジア以遠
 なんといってもエアアジアの存在が大きい。アジア最大のLCCで、日本からは同社の本拠地クアラルンプールの他、バンコクやデンパサール(バリ島)へも就航している。セブパシフィック航空はフィリピンのLCCで、マニラやセブへの便を持つ。他にはベトナムのLCCベトジェット・エアが近い将来に日本への就航を計画している。
 
 話題性が高いのは、エアアジアがホノルル便を開設したことだろうか。いまのところ関空発だけだが、LCCでハワイへ行けるようになったのは大きな前進だ。グアムへもすでにティーウェイ航空が同様に関空発で就航している。これまではLCCで海外旅行というとアジアばかりだったから、北米リゾート路線の誕生は感激すべき出来事である。
 
 また、直行便だけでなく、乗り継ぐ形で行ける旅先が増えてきたこともトピックスだ。バニラエアは台北で乗り継いでホーチミンまで行く便を就航した。人気の台湾とベトナムを周遊できる画期的なルートだ。ピーチの那覇~バンコク線も乗り継ぎ需要を意識した路線だろう。
 
 ユニークなものとしては、スクートがシンガポール~アテネ線を6月に就航した。アジアとヨーロッパをLCCで結ぶ路線は貴重だ。スクートは日本にも就航しているため、乗り継げばヨーロッパまでも行けることになる。ただし、時間はかなりかかるようだ。
 
 LCCは短所として、①マイルがたまらない。②機内の飲食が有料。③預け荷物や座席指定が有料。④座席が狭い。⑤空港が遠い。等があるが、一部例外もある。
 
 例えば、マイル。レガシーキャリア(FSC)を親会社に持つLCCでは、親会社のマイレージプログラムにマイルをためられるケースがある。たとえばスクートおよびタイガーエアでは運賃種別によってはシンガポール航空にそれぞれマイルを積算できる。またエアプサンも、アシアナ航空のコードシェア便として搭乗した場合に限り、アシアナ航空にマイルをためられる。
 
 エアプサンでは預け荷物は無料、機内食も無料で提供している。現在では有料化されてしまったが、以前はビールなどのアルコール飲料も無料だった。同じLCCでもサービス内容はまちまちであることが分かる。
 
 座席の広さも航空会社によって差がある。スクートやエアアジアなどは、シートピッチが約31インチ(約78.74センチ)と、レガシーキャリア(FSC)に匹敵する広さを誇る。実際に乗ってみると、やはり過ごしやすさが全然違うようだ。
 
 さらにはいわゆるエコノミークラスだけでなく、ビジネスクラス相当の豪華なシートも用意されている。当然追加料金が必要だが、大抵はレガシーキャリアのビジネスクラスと比較すると割安な設定になっている。
 
 国内線との決定的な違いとしては、国際線のLCCでは羽田空港に発着する便がある。しかも夜行便が多いため、短期旅行では効率のいいスケジュールとなっている点は特筆すべきだ。
 
 例えばエアアジアの羽田発クアラルンプール行きは、2345分発となっている。羽田ならば都心からすぐだし、職場の場所次第ではぎりぎりまで残業したとしても間に合う時間。翌朝に到着するので、機内でゆっくり休めば初日から丸一日現地で過ごすことができる。
 
 ただ、LCCを取り巻く環境は変化が早く、続々と新しい路線が生まれている。国内線同様、国際線でも新規就航のタイミングでは記念セールが行われるので、お得に旅したいなら日ごろからアンテナを張っておきたい。
 
 ちなみに新規路線を狙うなら、あえて就航初便に乗ってみるのも面白い。搭乗口付近でセレモニーが催されたり、非売品の記念グッズが配られたりする。お祭り気分が味わえる特別な便である。
 
 どこへ行くのかにもよるが、たいていの場合は国内線よりも国際線のほうが搭乗時間は長くなる。LCCでは原則「座席以外は有料」なので、必要なものがあれば持っていきたい。
 
 具体例を一つ挙げるなら、ブランケット。レガシーキャリアでは無料で借りられるので、忘れやすいアイテムではないかと思う。つい先日もあるLCCに搭乗したのだが、エアコンの効き過ぎで、まるで冷蔵庫の中にいるかのようだった。「有料のブランケットを買わせるためでは?」と邪推してしまったほどである。
 
 他にも長時間のフライトになると、女性ならば乾燥対策なども気になるところだろうか。旅を楽しむためには体調管理は最重要だから、万全の用意をして臨みたい。
 
 日本でも他の国でもLCC専用空港や、LCC専用ターミナルが設けられているケースがある。クアラルンプールのKLIA2や、バンコクのドンムアン空港などだ。LCCで到着すると、メインの空港とは違う場所に降りることになるので覚悟しておきたい。
 
 LCCで行く海外旅行で要注意なのは、行きよりも帰りだろう。現地の空港では基本的には日本語は通じないと思ったほうがいい。また、LCCによってはチェックイン方法がレガシーキャリアとは異なるため、戸惑う可能性もある。
 
 例えばエアアジアでは、空港に設置された機械でセルフチェックインを行う。預け荷物がある場合には、荷物のタグも自分でスーツケースにくくり付けなければならない。慣れてしまえば別に難しいことはないのだが、初めてだとどうしていいか分からなかったりする。
 
 国際線は出発2時間前までには空港へ行くのがセオリーだが、LCCを利用するならさらに早く行ってもいいだろう。日本の常識では推し量れないほど、空港内が混雑していることも珍しくない。時間には余裕を持って行動しないと乗り遅れないようにしたいものだ。(日経ウーマン等より)





 私は、LCCにあまり乗ったことは無いが興味は持っている。ただシートの狭さが気になるが、エアアジアやスクート等は選択できるので良さそうだ。アジア圏内の短時間なら乗ってみたいものだ。












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