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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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LCCの安さ支える機内広告

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 タイ・バンコクからシンガポール行きの格安航空会社(LCC)の飛行機に乗り込むと、機内に見慣れない風景が広がっていた。顔パックにファンデーション、カタツムリクリームの美容液……。座席の上にある荷物入れの扉に、化粧品の広告がずらりとある。よく見ると中国語で書かれているので、中国人観光客向けのタイの広告のようだ。

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 搭乗したのはLCCのエアアジア。手ごろな運賃で各国を結び、今ではアジアでの移動に欠かせない存在だ。これまですっきりとした機内に見慣れてしまっていただけに、収納棚の広告に「なるほど」とうなずいてしまった。そしていざ座ってみると、閉じたテーブルの裏にも化粧品の広告が貼られていた。とにかく空いたスペースを有効活用し、収入に結びつけようとするエアアジアの気概が垣間見えたような気がした。

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 LCCといえば徹底した効率化で低運賃を実現しているのが売りだ。飲み物や食事、座席指定などは別料金で、預ける手荷物の重量制限も厳しい。エアアジアの最も安いチケットだと日時の変更は有料で、キャンセルでの返金は不可、枕やブランケットの利用にもお金がかかる。
 
 エアアジアは2005年から機体外壁や機内の広告スペースの販売を始めた。荷物入れの扉や座席のテーブルにはアジア各国の銀行、テーマパーク、自動車、保険、ファッションブランドなど幅広い業界の広告が掲載されてきた。空きスペースの活用が手ごろな運賃を支えているのは間違いない。

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タイ観光庁の広告がラッピングされたエアアジアの機体


広告いっぱいの機体に、乗客の反応はどうか分からないがクライアントからは好評とのこと。このまま進むと日本の鉄道のような中づり広告も登場しそうな勢いだ。安全上は問題がある気もするが、いつか雲の上の週刊誌の広告で、芸能人のゴシップを知ることになるのだろうか、と思わず想像してしまった。(日経新聞等より)





 LCCの安さを支える一つが、雲の上の機内広告。徹底したコストダウンをして行かなければ生き残れないようだ。それにしても、既存航空会社(FSC)との違いがよく分かりますね。












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