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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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運動いつする?今でしょ 

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 肥満度や歩く能力は、過去の運動経験に関係なく、いま運動をしているかどうかにかかっている――。スポーツ庁がまとめた2015年度の体力・運動能力調査からこんな結果がうかがえた。同庁は、学生時代に部活動などをしていなくても「運動を始めるのに遅いということはない」としている。
 
 調査は昨年5~10月、全国の6~79歳の約7万4千人を抽出し、約6万6千人のデータを得た。このうち「30~40代」と「65歳以上」について、学校時代に運動部経験があるかないかで分け、運動習慣と健康の関係を調べた。
 
 まず「30~40代」では、肥満度を表すBMI(体格指数)で比較。運動部経験があり、いまも週1日以上運動する人は79.9%が「普通体重」で、週1日未満の人より約6ポイント高かった。一方、運動部経験がない人でも、週1日以上運動する人は79.7%が普通体重で、週1日未満より約6ポイント高く、過去の運動部の経験による差はなかった。
 
 また65歳以上は「1時間以上歩けるかどうか」に着目。運動部経験があって週1日以上運動する人の55.4%が「歩ける」と回答。経験はあるが、週1日未満の人より約18ポイント高かった。運動部経験がない人でも、週1日以上運動する人の53.2%が「歩ける」と答え、週1日未満より約21ポイント高い。同庁は「スポーツ経験がなくても、いま運動をしていることが健康によい影響を与える」とみる。
 
 高齢者の体力も伸び続けている。握力や上体起こし、歩く能力など7項目のテストをした結果、65~69歳の女性と75~79歳の男女の合計点は1998年度以降で最高だった。
 
 平日の午後8時。川崎市高津区の市立高津中学校の武道場に並んだ卓球台で、小学生から70代の住民約30人がラリーを重ねる。
 
 NPO法人「高津総合型スポーツクラブSELF」が開く住民向けの卓球教室だ。週1、2回のペースで通う森田晃さん(73)は「体の調子が良くなり、楽しみが増えた」。少年時代に野球をしていたが、就職後は昼休みに食堂の卓球台で同僚と遊ぶ程度。退職後に体力維持のために運動をしたいと考えていたところ、卓球教室を知った。同世代の人も多く気軽に参加できた。近くの会社員、丸山裕史さん(44)はSELFのバドミントン教室に中1の娘(13)と一緒に通う。「会社から帰って家族で参加できるのがいい」
 
 SELFは2006年、地元住民が中心になってつくった。野球やサッカーなどの「定番」に加え、住民から提案が相次ぎ、レスリングやヨガ、太極拳など、いまや40種類を超える充実ぶりだ。
 
 平日昼に利用する子育て中の母親や高齢者も多く、4歳から92歳まで約1,300人が会員だ。
 
 文部省(当時)の旗振りで1995年度から始まり、地域住民が自発的に設立したSELFのような「総合型地域スポーツクラブ」は2015年度で3,550カ所。任意団体でも運営できるため、2002年度の541カ所から急増した。クラブがある市区町村の割合も8割を超え、会員は約130万人とみられる。
 
 学校の体育館やグラウンドなど既存の施設を利用するため、会費も比較的安くすむ。内藤久士・順天堂大教授(運動生理学)は「様々な種目を幅広い年代が楽しめ、スポーツの『入り口』に適している。人材や資金面で苦しいクラブもあるが、東京五輪へスポーツをより身近にし、文化として根付かせる拠点として期待したい」と話す。
 
 都道府県別の「総合型地域スポーツクラブ」は、日本体育協会のウェブサイトから検索できる。(朝日新聞等より)





 運動経験による差はみられない。今運動をしているかどうかのようです。「運動をいつする?今でしょ!」が老若男女を問わず言えるそうです。健康寿命を伸ばすためにもやりましょう。












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