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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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MRJ量産工場、来年から月産1機

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 三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中のジェット旅客機「MRJ」の量産工場が7月から稼働する。年末年始までに初号機を組み上げ、2017年から月1機程度のペースで生産する。試験飛行を続けて国内の型式承認を取得し、2018年半ばにも初号機を納入する予定だ。MRJは安全性の確認などに時間がかかり、当初計画より開発が大幅に遅れた。量産体制を立ち上げ、事業を軌道に乗せる。

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 親会社の三菱重工業が保有する最終組み立て工場(愛知県豊山町)で生産する。来年から月1機ペースで生産を始めた後は段階的に生産量を増やし、2020年から月10機とする計画だ。量産初号機は2018年半ばにANAホールディングスに引き渡す。
 
 これまでは戦闘機を整備する三菱重工の小牧南工場(同町)で試験機を組み立ててきた。試験機は5機製造し、うち4機は今年9月までに米国に配置する。米西部の空港は晴天が多く、24時間飛行が可能で、試験を進めやすい。合計2,500時間の飛行を予定し、収集データを基に2018年に国内で型式承認を得る。
 
 アフターサービス体制を整えるため米国の整備会社とも交渉中。リージョナル・ジェットで主戦となる米国市場の開拓に向けて準備を進める。
 
 MRJは国内初のジェット旅客機で約70席と約90席の2種類がある。201511月に試験機の初飛行にこぎ着けたが、計画より4年遅れた。納入延期は累計で4回に及ぶ。
 
 競合するエンブラエル(ブラジル)が開発する90席級の新型機は、初号機の引き渡しを2020年に予定している。MRJは407機を受注済みだが、このうち184機をオプション(追加購入権の行使)が占める。
 
 これ以上開発が遅れると受注のオプション部分がエンブラエルに流れ、事業への打撃となりかねない。三菱重工グループは現行の計画を必達目標とし、生産体制の確立を急ぐ。(日経新聞等より)





 遅れに遅れた三菱MRJ、でもより良い航空機を期待したいものですね。












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