フィリピンの運輸通信省は、格安航空会社(LCC)最大手のセブ・パシフィック航空が、昨年のクリスマス前後に相次いで起こした欠航・遅延に関して、同社に制裁を科す考えがあることを明らかにした。
セブ航空は先月24~26日にマニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港(NAIA)発の20便で欠航、288便で遅延を発生させた。今後は政府が設置した特別委員会が制裁の可否を判断するとしている。
運輸通信省のサグカル報道官は、民間航空委員会(CAB)など航空当局の関係者で構成される特別委員会が、制裁の具体的な内容を決めるため情報収集を急いでいると説明。「結果次第だが、罰金やフランチャイズ権を剥奪する可能性がある」と述べた。セブ航空は年末に提出した報告書で、欠航や遅延は離着陸に伴う混雑悪化や悪天候などが原因としていた。
アバヤ運輸通信相は今回の事態について、遅延や欠航はセブ航空の運営に問題があったと指摘。職員の欠勤で案内可能な手続きカウンターが少なかったことなども要因として挙げた。手続きカウンターに関しては、特に26日は午前11時までにわずか2カ所しか開いていなかったという。
セブ航空は1996年3月の設立。現在は航空機52機を保有しており、成田、大阪、名古屋など海外28都市、国内33都市に就航している。これまでの搭乗者数は延べ1億人近くに達している。(NNA等より)
この件で、セブパシ航空に5千万ペソの罰金を言い渡されたようだが、今までのPALに当て嵌めれば、PALは倒産していたかも知れないですね。それとも、PALの様に、カウンターに人を配置していれば、何も問われ無かは不明です。(笑)