フィリピン入国管理局(BI)は、日本など151カ国・地域からの来訪者を対象とする査証(ビザ)不要の最長滞在期間について、8月1日付で現行の21日間から30日間に延長すると発表した。24日付マニラブレティンなどが伝えた。
今月1日に外務省が公布した回状に基づく措置と説明。最長滞在期間を延長することで、来訪者の誘致を強化する方針を示した。ただし、旅券(パスポート)の有効期間が滞在期間に加え6カ月以上あることや、入国時に往復航空券や第3国への航空券を保有していることを条件とすると強調している。
尚、相互協定により、イスラエルとブラジルからの訪問者の最大滞在期間は59日間が継続される。
フィリピンは、ビザ不要の最大滞在期間延長により、フィリピン訪問客数の増加を図る。そして、2016年までに、フィリピン訪問者数1,000万人達成を目標としている。因みに、2012年の訪問者数は前年比9.1%増の427万2,811人であった。(フィリピン入国管理局発表等より)。
フィリピン観光省は昨年3月、来訪者の誘致強化を目的に、ビザなしでの最長滞在期間を21日から30日に延長する新規則を発表。約1年半を経て、ようやく施行が決定したようだ。
政府が進める来訪者の誘致強化に協力的な姿勢を示す入管は、先月に有効期限が6カ月の観光ビザ「ロングステイ・ビザ」の発給も開始しているとの事。どんなものか確かめる必要がありそうです。
フィリピンも長期滞在に便利なお金の余り掛からないビザを、早急に出して貰いたいものです。