国際航空輸送協会(IATA)は、2012年の航空会社の定期旅客便の搭乗者ランキングを発表しました。国内、国際をあわせた部門では1位がデルタ航空(1億1,673万人)、2位がサウスウェスト航空(1億1,223万人)、3位がユナイテッド航空(9,262万人)、4位がアメリカン航空(8,634万人)、5位が中国南方航空(8,628万人)、6位がライアンエア(7,965万人)、7位が中国東方航空(7,961万人)、8位がルフトハンザドイツ航空(6,439万人)、9位がUSエアウェイズ(5,424万人)、10位がエールフランス航空(5,034万人)でした。
また、国際線のみはライアンエアが7,965万人で1位、2位はルフトハンザドイツ航空が5,088万人、3位はイージージェットが4,460万人、4位はエミレーツ航空が3,773万人、5位はエールフランスで3,369万人でした。
国内線のみではサウスウェスト航空が1億1,223万人で1位、デルタ航空が9,471万人で2位、中国南方航空が7,952万人で3位となっています。因みに、日本の全日空は3,834万人で9位でした。
国内・国際線のネットワークが充実しているアメリカの既存航空が、1位~4位と9位にランクイン。中国系の航空会社は主に国内線になっている。欧州の既存航空会社も、8位と10位に入っている。一番検討していると思えるのは、欧州のLCCライアンエアーで、国際線だけで1位、国内・国際線で5位と健闘している。
国際線でLCCだけを取り上げると、1位は先に述べたライアンエアー、3位にイージージェット、9位にエア・ベルリンとランクインしている。
他のLCCも、割高だった短距離の国際線及び国内線を中心に業績を伸ばして行くようだ。