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Channel: フィリピン・ネグロス島(主にバコロド)の話
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日清食品の比即席麺事業堅調!

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 日清食品グループ(日清グループ)は、フィリピンにおいて、ゴコンウェイ・ファミーリーの有力食品企業ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション(URC)との合弁企業「ニッシン・ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション」(ニッシンURC、1996年設立、会計期末12月に変更、本社:マニラ首都圏ケソン市)を通じて即席麺事業を展開、カップ麺ではトップ企業となっている。現在の日清グループのニッシンURC株式保有比率は49%となっている。
 
 このニッシンURCの業績が堅調に推移している。URCの2018年第1四半期(1月~3月)事業報告書によると、ニッシンURCの今第1四半期の売上高は前年同期比15%増の14億4,800万ペソ、EBITDA(税前・償却前・利払い前利益)は同9%増の2億7,400万ペソ、純利益は同9%増の1億7,500万ペソと増収増益となった。
 
 2017年(1月~12月)の売上高は前年比17%増の51億300万ペソ、純利益は同18%増の5億5,900万ペソと二桁増収増益であった。約4年前の2013年度(201210月~20139月:決算期変更以前)と比較すると、売上高は2.8倍、純利益も2.7倍へと拡大している。フィリピンの高い経済成長率や好調な個人消費、日清グループのフィリピン事業強化策などを背景に急成長が続いてきたが、2018年も好スタートをきったといえる。

 世界ラーメン協会(World InstantNoodles Association 、略称:WINA、本部:大阪府吹田市) によると、フィリピンの2016年の即席麺の総需要は前年比0.2%減の34億1,000万食で世界第8位、インドネシアとベトナムに次ぐASEAN 第3位の市場となっている。そして、世界総需要約974億6千食のうちの3.5%を占めている。1人あたりの年間消費量は約34食に達している。今後も人口増加や経済力の向上にともない、需要は高水準で推移する見込みである。
 
 日清グループは、以前よりニッシンURCを通じて、フィリピン市場の開拓を行ってきた。特に近年は1人当たりのGDPや可処分所得が増加したことにともない、より付加価値の高いカップ麺の需要が高まっており、ニッシンURCの主力製品である「Cup Noodles」の販売は好調に推移している。フィリピン即席麺全体の需要は高水準ながらやや伸び悩みとなっている中で、ニッシンURCは二桁増収ペースを維持している。(日清及び世界ラーメン協会等より)





 ニッシンURCで製造された「カップヌードル」はSM等でも見受けられる様になったが、日本製品より安いので売れていると思う。

 尚、2017年のフィリピン即席麺市場は、前年比10%増の37億5千万食で、韓国を抜いて世界7位、アセアンではインドネシア(世界2位)とベトナム(同5位)に続き第3位となって、世界総需要約1,001億食の3.7%を占めた。一人あたりの年間消費量は約37食以上に達している。












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